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元マイクロソフト社員がAppuriに200万ドルを調達、企業の顧客離れ削減を支援

元マイクロソフト社員がAppuriに200万ドルを調達、企業の顧客離れ削減を支援

ジェームズ・リズリー

デイモン・ダニエリ
Appuri CEO兼創設者デイモン・ダニエリ

シアトルを拠点とするAppuriは、Divergent Venturesが主導するシード資金200万ドルを調達した。

Appuriは顧客の使用状況データを収集し、顧客がサービスに不満を抱く時期を予測することで、企業の顧客離脱対策を支援します。AppuriのBackstop製品は、様々な顧客に「チャーンスコア」を適用し、顧客が離脱する可能性を示します。

同社は2013年に9Mile Labsのアクセラレータープログラムからスタートしましたが、ビッグデータの世界で急速に注目を集めました。昨年はシアトルとベイエリアのエンジェル投資家から21万6000ドルを調達しました。

「Appuriのユニークな点は、より幅広いプラットフォームを提供し、データに基づいた意思決定をしたいチームがより簡単に導入できることです」とダイバージェント・ベンチャーズのパートナーであるロブ・シャートレフ氏はプレスリリースで述べた。

解約スコアアプリ
Appuriの「解約スコア」

Appuriは顧客離れを防ぐために事業拡大を目指しており、今回の新たな資金調達ラウンドはこれに続くものとなります。同社はDivergent Venturesに加え、Baseline VenturesとVulcan Capitalからも資金提供を受けています。

同社のCEOは、モバイルゲーム会社Z2の創業者兼CTOを務めたデイモン・ダニエリ氏です。Z2は今年初めにKing Digitalに売却されました。それ以前は、マイクロソフトのXbox Liveのデザイナーを務めていました。もう一人の共同創業者は、元マイクロソフト社員で、以前はWindows Azureストアを運営していたビラル・アスラム氏です。

Appuriは、製品チームが膨大な時間とリソースを投資することなく、顧客データのエキスパートになる能力を提供します」とダニエリ氏はリリースで述べています。「データに基づいて迅速に行動する能力は、顧客離れを防ぎ、競争に勝ち、成功を収めたいオンライン企業にとって重要な要素です。」