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ゲイツ財団がCOVID-19ワクチン開発に5000万ドルを拠出し、資金総額は3億ドルを超える

ゲイツ財団がCOVID-19ワクチン開発に5000万ドルを拠出し、資金総額は3億ドルを超える

トッド・ビショップ

メリンダ・ゲイツ
メリンダ・ゲイツ氏は、世界規模でウイルスと闘うことの重要性を指摘した。(ファイル写真、世界銀行、2017年、Flickr経由、クリエイティブ・コモンズ 2.0)

ビル&メリンダ・ゲイツ財団は、COVID-19関連の問題に対処するためGAVIワクチン同盟に5,000万ドルの追加資金提供を約束し、低所得国におけるこの病気の将来のワクチン配布の取り組みに重点を置いた。

シアトルを拠点とする同財団は、コロナウイルス世界対応サミットの一環としてこの発表を行い、これにより同財団のCOVID-19対策資金の総額は3億ドルを超えた。

「COVID-19を克服するために、世界に必要なのは優れた科学だけではありません。偉大な人間性、そして人々がどこに住んでいてもこのウイルスを克服できるよう支援するという強い意志が必要です」と、ゲイツ財団共同議長のメリンダ・ゲイツ氏は月曜日の朝の声明で述べた。「今回の取り組みは、まさにそれを実現する力となるでしょう。本日表明された資源と知力を結集することで、私たちはついに、このウイルスが私たちを攻撃しているのと同じように、世界規模でこのウイルスに対抗できるようになるでしょう。」

ゲイツ財団は以前、COVID-19への資金提供を4つの分野に集中させると述べていた。1) ウイルスの検査と検出の加速、2) サハラ以南のアフリカと南アジアでのこの病気に対する新たな予防策の展開と試験、3) 低・中所得国での食糧支援と社会保障制度の強化、4) COVID-19の新たな診断、治療、ワクチンの開発支援である。

ゲイツ財団はこれまでに、COVID-19関連の資金調達活動の一環として、ウェルカム・アンド・マスターカードと共同で、1億2,500万ドル規模のCOVID-19治療薬アクセラレーターへの5,000万ドルの寄付を行いました。また、ゲイツ財団はシアトル地域のCOVID-19対策にも500万ドルを寄付しました。

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