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インテル、PC市場のさらなる厳しい状況を示唆

インテル、PC市場のさらなる厳しい状況を示唆

トッド・ビショップ

パーソナルコンピュータの世界市場はここしばらく停滞しており、レドモンドのマイクロソフト社が近々Windows 8の発売を控える中、インテルは今朝マイクロソフト社に悪い知らせを伝えた。

インテルは第3四半期の売上高予想を下方修正し、129億ドルから135億ドルの範囲になるとの見通しを示した。これは、従来の138億ドルから148億ドルの予想から下方修正された。その原因はPC市場にある。

同社はニュースリリースで、「前回の予測と比較すると、顧客が第3四半期の在庫の通常の増加とは対照的にサプライチェーンの在庫を削減していること、エンタープライズPC市場セグメントが軟調であること、新興市場の需要が鈍化していることが見受けられます」と述べている。

エバーコア・パートナーズのアナリスト、パトリック・ワン氏はブルームバーグ・ニュースに対し、「皆の予想以上に状況は悪い。(中略)同社のコンシューマー向けPC事業は打撃を受けている」と語った。

PC市場は、タブレット端末の急増による激しい競争に直面しています。これは、iPadなどのデバイスを、モバイルコンピューティングにおける低価格帯のWindowsノートパソコンの現実的な代替品と考える消費者が増えているためです。マイクロソフトは、タブレット向けに設計された新しいWindows 8インターフェースで、このトレンドへの対応を図っています。Windows 8は10月26日に発売されます。