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シアトルのCloudentityが、安全なクラウドトラフィック管理製品に200万ドルの資金調達を達成

シアトルのCloudentityが、安全なクラウドトラフィック管理製品に200万ドルの資金調達を達成

トム・クレイジット

Cloudentity CEO、ナサニエル・コフィング氏。(Cloudentity の写真)

シアトルの Cloudentity は、クラウド サービス間のトラフィック フローを管理しようとしているコンサルティング クライアントに対して、同じクラウド セキュリティ ソリューションを何度も繰り返し構築していることに気付き、1 年前に製品ビジネスに参入し、主要パートナーの 1 社から新たな資金を獲得したばかりです。

以前はSyntegrity Networksとして知られていたCloudentityは、1年前に製品開発会社として再出発し、現在65名の従業員が、クラウドベースのマイクロサービスを利用する企業の内部トラフィック保護を支援する製品の開発に取り組んでいます。SECへの最近の提出書類によると、同社は1月初旬に予定していた500万ドルの資金調達ラウンドのうち、200万ドルを調達したばかりです。

Cloudentityのシニアマーケティングマネージャー、ジョシュア・チッコーネ氏は、同社が外部からの投資を受けるのは今回が初めてだと述べた。これまではコンサルティング事業の収益で製品開発の資金を調達してきたが、新機能の開発を進める中で、コンサルティング契約を製品開発契約へと移行させている。

Cloudentityの製品は、サービスメッシュの概念や「ゼロトラスト」ネットワークの考え方に似ていますが、OktaやMicrosoftのActive Directoryなどの製品と同様に、シングルサインオンの観点から問題にアプローチしています。アイデンティティ管理とネットワークトラフィック管理の両方の機能を備えており、企業がAPIを介して異なるクラウドプロバイダー間を流れるトラフィックを保護するのに役立ちます。これは、データセンター内の機器間で移動するトラフィックを管理する戦術とは新しく、異なるものです。

チッコーネ氏によると、同社は製品の販売に向けて複数のパートナーと提携しており、そのうちの1社が200万ドルの資金調達ラウンドのスポンサーとなっている。同社は残りの300万ドルについては、従来のベンチャーキャピタルからの資金調達も検討する可能性があるものの、資金調達に関しては現時点では特定の戦略にコミットする準備はできていないという。