
不動産スタートアップCozyがCoStarに6800万ドルで売却
ジョン・クック著

5万人以上の家主が入居希望者の審査、物件の販売、家賃の簡単な徴収を手助けするポートランドの新興企業Cozyが、6,800万ドルでCoStarグループに売却された。
「Apartments.comで素晴らしい賃貸体験を提供することに注力し続ければ、最もアクセス数が多く、最も価値の高い広告ソリューションを提供するウェブサイトであり続けることができると確信しています」と 、CoStar Groupの創設者兼CEOであるアンドリュー・C・フローレンスはプレスリリースで述べています。「Cozyのテクノロジーは、賃貸と支払いのプロセスをシンプル、安全、そして直感的にします。Apartments.comと統合することで、毎月当社のネットワークを訪れる4,000万人の入居希望者は、新しい賃貸住宅をオンラインで簡単に探し、申し込み、賃貸契約、そして支払いまで行うことができます。」
ワシントンD.C.に拠点を置くCoStarは、商業用不動産情報、分析、オンラインマーケットプレイスを提供する企業で、時価総額は132億ドル、従業員数は3,600人。同社は2014年にApartments.comを5億8,500万ドルで買収した。
Cozy と CoStar は、シアトルを拠点とする Zillow Group にとって特に興味深い分野で活動しており、同社は今年初めに家主と借主のエコシステムをより効率的にするためのツールを導入した。
「借り手からは、物件の検索から申し込み、支払いまで、賃貸手続き全体をオンラインで済ませたいとの声が寄せられています」と、Zillowのジェレミー・ワックスマン社長は当時の声明で述べています。「しかし、ほとんどの家主はこうしたサービスを提供するためのリソースを持っていません。私たちは、借り手と家主の双方にとってより良い体験となるテクノロジーを提供できることを大変嬉しく思っています。」
コスミックスとシーブライト・スタジオの元幹部、ジーノ・ザンド氏によって6年前に設立されたCozyは、太平洋岸北西部の非公開テクノロジー企業ランキング「GeekWire 200」で92位にランクインしました。オレゴニアン紙によると、同社はベンチャーキャピタルから約1,800万ドルを調達し、約37人の従業員を雇用しています。
支援者には、アメリカン・ファミリー・インシュアランスのベンチャーキャピタル部門であるアメリカン・ファミリー・ベンチャーズのほか、ソーシャル・キャピタル、ゼネラル・カタリスト・パートナーズ、セブン・ピークス・ベンチャーズ、エンジェル投資家のジェイソン・カラカニス氏などが含まれていた。