
ベンチャー投資の負担を軽減するため、Microsoft BizSpark が CapLinked と提携
ジョン・クック著

ベンチャーキャピタルの資金調達は、何年も前からほぼ同じ方法で行われてきました。起業家たちは飛行機や車に乗り込み、資金の紐を握っている人々にプレゼンするために各地を旅します。
しかし、CapLinkedは状況を少し変えようとしています。起業家が投資家を招待できるプライベートな「ディールルーム」をオンラインで開設できるようにするのです。PayPalの元幹部が主導・支援するCapLinkedは本日、Microsoft BizSparkと連携した新機能「Deal Rocket」を発表しました。
CapLinked ですでに運用されているプライベート ディール ルームのほか、Deal Rocket の参加者は、100 を超えるエンジェル グループや初期段階のベンチャー キャピタル企業に自社を簡単に登録できるようになります。
「Deal Rocketを利用することで、スタートアップ企業は複数の初期段階の投資家と資金調達情報を一度に共有しやすくなります」と、マイクロソフトの新興企業チームでインダストリーパートナーシップ責任者を務めるクレア・リー氏は述べています。「CapLinkedはオープンプラットフォームなので、他のチャネルで出会った潜在投資家にも同じ案件を見せることも可能になります。」
Deal Rocket サービスは Microsoft BizSpark プログラムに参加している企業のみが利用できますが、まもなく CapLinked システムに参加している他の企業にも拡大される予定です。
起業家の資金調達方法は、特にソーシャルネットワーキングの台頭により急速に変化しています。AngelListは急速に普及し、多くの起業家がAngelListをはじめとするオンラインチャネルを利用して案件をシンジケートしています。CapLinkedはこれらのサービスよりも一歩進んでおり、プライベートなオンラインディールルーム内で案件やプレゼンを精査できるようになっています。
つまり、シアトルとサンフランシスコの投資家は、注目のスタートアップ企業への資金調達を容易に共同で行うことができるということです。現在までに、55,000人以上の個人と6,000社以上の企業がこのサイトを利用しています。
CapLinkedは今年初め、ベンチャーキャピタリストや元PayPal幹部のピーター・ティール氏、デイブ・マクルーア氏らの参加を得て、52万5000ドルを調達しました。PayPalの元マーケティング責任者エリック・ジャクソン氏が率いる同社は、起業家と投資家を結びつけるLinkedInとSalesforce.comのようなサービスと評されています。