
ジェフ・ベゾスがタキシード姿?アマゾンはファッションで自分のスタイルを見つけようとしている
トッド・ビショップ著
これまでに見たことのない光景がここに。カーキ色のズボンとドアデスクから、レッドカーペットのタキシードまで、ジェフ・ベゾスのオタクからファッショニスタへの変貌は、どうやら完了したようだ。
フェイスブックのマーク・ザッカーバーグ氏がウォール街でパーカーを着て批判された週に、アマゾンの創業者はメトロポリタン美術館の毎年恒例のコスチューム・インスティテュート・ガラの共同議長として、妻とともにイベントに到着した際にはタキシード姿で粋に着飾っていた。
この役職は、アマゾンがメットガラに約100万ドルを投じたスポンサー契約の一環である。これは、アマゾンが高級ファッション業界に進出する新たな取り組みの一環であり、シアトルの別の企業であるノードストロームと競合している。(アマゾンの地元シアトルでは、このスポンサー契約は眉をひそめるかもしれない。シアトルでは、同社は地域社会への貢献が乏しいことで注目を集めているからだ。)
Amazonがファッション業界で独自の地位を確立できるかどうかは、まだ結論が出ていない。Amazonのファッション業界進出に関する記事の中で、ニューヨーク・タイムズはAmazon創業者がプラダのジーンズのポケットにAmazonのバッジをぶら下げていることを揶揄した。おそらくメットガラに出席するためにIDカードを自宅に置いてきてしまったのだろうが、あのタキシードジャケットの下に何が隠されていたのかは分からない。
ベゾス氏の妻マッケンジーさんは、フアン・カルロス・オバンドのドレスとティファニーのクラッチバッグでヴォーグ誌のベストドレッサー・ギャラリーに名を連ねた。
状況は芳しくなく、ベゾス氏自身もネクタイをコントロールできなくなり、夜が更けるにつれて会議の進行、あるいは少なくとも同席者への興味を失ってしまったように見えた。
ベゾス氏はブルームバーグのバージニア・ポストレル氏に対し、「我々が関与する前は、この出来事は全く私の視野に入っていませんでした」と認めた。
[写真提供: Vogue]