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ゼニマックスとフェイスブック、オキュラスVR訴訟を和解

ゼニマックスとフェイスブック、オキュラスVR訴訟を和解

ニコール・タナー

オキュラスリフト フェイスブック
Oculus Rift ヘッドセット (Oculus Photo)

ほぼ5年が経過したが、Oculus Riftヘッドセットの開発をめぐるZeniMaxとFacebookの訴訟がついに終結した。

ゼニマックスは水曜日、訴訟の和解に合意したと発表した。和解条件は明らかにされていない。

ゼニマックスは2014年、同社傘下のId Softwareの創業者の一人であるジョン・カーマック氏がFacebookを退社し、Oculusでパルマー・ラッキー氏と共同事業を開始した際に、Facebookを提訴した。ゼニマックスは、カーマック氏とラッキー氏がOculus Riftの開発において企業秘密を不正に利用したと主張していた。

「和解が成立したことを嬉しく思います。この結果に完全に満足しています。訴訟は好ましくありませんが、第三者による当社の知的財産の侵害や不正利用に対しては、常に断固たる防御策を講じていきます」と、ゼニマックスのCEO、ロバート・アルトマン氏は公式声明で述べた。

Oculusをめぐる訴訟に加え、ゼニマックスはカーマック氏とも法廷闘争を続けていた。カーマック氏は、同社がId Softwareの買収に2,200万ドル以上の支払い義務を負っていると主張していた。この訴訟も今年初めに和解が成立した。ゼニマックスは、Id Softwareに加え、ベセスダ・ソフトワークスやアーケイン・スタジオなど、複数のビデオゲーム開発会社の親会社である。