
フォルクスワーゲンがマイクロソフトとクラウドパートナーシップ契約を締結、シアトル地域にクラウドオフィスを開設
トム・クレイジット著

フォルクスワーゲンはクラウド パートナーとしてマイクロソフトを選択し、Azure に接続された車のネットワークを構築するとともに、クラウド コンピューティングに特化したレドモンド地域のオフィスを設立する計画を立てています。
フォルクスワーゲンは、2020年までに年間500万台のフォルクスワーゲン車に、Azureをベースとして両社が共同開発したクラウドサービスを搭載する計画だと、金曜日の朝のプレスリリースで発表した。フォルクスワーゲン・オートモーティブ・クラウドは、今後フォルクスワーゲンのすべてのクラウドサービスをサポートする予定で、フォルクスワーゲンはレドモンドにあるマイクロソフト本社近くにオフィスを開設し、最大300人の従業員を雇用する予定だという。
「将来、フォルクスワーゲンの車両はMicrosoft Azureで接続されたモバイルIoTハブとなる」と、フォルクスワーゲンはプレスリリースで述べた。具体的なサービス内容は明らかにされていないが、Azure IoT Edgeが同社のクラウドサービスの一部となることは明らかにした。
この契約は、サティア・ナデラ氏が2014年にCEOに就任して以来、「インテリジェントエッジ」の福音を説いてきたマイクロソフトにとって、興味深い顧客獲得となる。自動車は、エッジコンピューティング特有の要求を示す好例であり、膨大な量のコンピューティング能力を処理できる十分な容量を備えている一方で、インターネット接続が遅かったり不安定だったりすることが多い。
フォルクスワーゲンはリリースの中で、同社のクラウドは顧客にエンターテイメントとメンテナンスサービスの両方を提供するために使われると述べた。