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マイクロソフトはWindows 7向けにIE10をリリース、「Do Not Track」の方針を堅持

マイクロソフトはWindows 7向けにIE10をリリース、「Do Not Track」の方針を堅持

トッド・ビショップ

マイクロソフトは今朝、​​現在世界中のデスクトップ PC の 40% 以上で稼働しているオペレーティング システム、Windows 7 向けの Internet Explorer 10 の完成版をリリースしました。

IE10はこれまでWindows 8では提供されていましたが、Windows 7ではプレビューモードのみでした。新しいブラウザはこちらからダウンロードできます。Microsoftによると、今後数週間以内にWindows 7ユーザー向けに自動更新で展開される予定です。企業はMicrosoftのツールを使用して自動更新をブロックできます。

新しいブラウザでは、ページの読み込み時間の短縮など、速度とパフォーマンスが向上しており、Microsoft によると、多くの主要サイトで速度が 20 パーセント向上します。

IE10は、ブラウザの「Do Not Track」プライバシーオプションをデフォルトで有効にしていることでも注目されています。これは大手オンライン広告主の間で物議を醸しており、一部の広告主はMicrosoftブラウザからのDo Not Track信号を無視すると表明しています。広告主は、ユーザーのオンライン活動を通じて収集した情報を用いて、広告のターゲティングを行うことになります。

他のブラウザメーカーもこの機能を提供していますが、デフォルトでは有効になっていません。マイクロソフトは、このデフォルト設定を、ユーザーにInternet Explorerを再度試用してもらうための競争優位性の一つと捉えています。長年にわたる市場シェアの低下を経て、Internet Explorerの世界市場シェアは全体で約55%で横ばいとなっています。

マイクロソフトは、ミュージシャンのブレイク・ルイスを起用したIE10の広告と、exploretouch.ieという関連サイトも公開しています。詳細は、Internet Explorerのブログ記事をご覧ください。