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DropboxがHelloSignを2億3000万ドルで買収、DocuSignやAdobeと電子署名の競争に参入

DropboxがHelloSignを2億3000万ドルで買収、DocuSignやAdobeと電子署名の競争に参入

ナット・レヴィ

Dropboxの共同創業者であるドリュー・ヒューストン氏(左、中央)とアレシュ・フェルドウスキー氏は、2018年のIPO当日にナスダックで開会のベルを鳴らした。(Dropboxの写真)

Dropbox は大規模な買収により電子署名市場に参入する。

Dropboxは月曜日、文書署名とワークフローサービスを提供するHelloSignを2億3000万ドルで買収すると発表した。Dropboxは主にファイルの保存と共有を専門とする企業だが、今回の買収により同社の事業範囲が拡大し、DocuSignやAdobeといった企業との競合に加わることになる。

Dropboxはブログ投稿で、労働力の分散化は進んでいるものの、異なる場所にいる人々がドキュメントを共有・共同作業するためのツールが追いついていないと述べています。ブログ投稿によると、今回の買収はDropboxの目標である「人々が集まり、コンテンツを共同で作成・共同作業できる場所、つまり、最高の仕事を行うために必要な機能と人々を繋ぐ場所」となることを推進するものとなります。

HelloSignは8万人以上の顧客を誇ります。両社は昨年末、主要な生産性向上ツールにDropboxの拡張機能が追加されたことで提携を結びました。興味深いことに、これらの拡張機能の提携には、DocuSignとAdobeの電子署名プログラムが含まれていました。

Dropboxの株価は今朝、小幅下落しました。同社は2018年3月に上場しましたが、株価は当初の提示価格21ドルからはまだ上昇しているものの、取引初日から約17%下落しています。