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FBIはアップル事件の審理延期を要請、別の方法を見つけた可能性があると主張

FBIはアップル事件の審理延期を要請、別の方法を見つけた可能性があると主張

ジェームズ・リズリー

iPhone 5c アップル
FBIは、テロリストが使用したiPhone 5cにAppleがカスタムソフトウェアをインストールするよう求めている。画像はMaurizio Pesce/Flickrより。

AppleがFBIによるテロリストのiPhoneロック解除への協力を拒否したことを受け、政府は別の人物に目を向けた。FBIは本日提出した書類の中で、匿名の外部関係者がiPhoneのロック解除方法をFBIに提示したと述べた。FBIはその方法を検証するため、明日予定されていた公聴会を延期したい意向だ。

「2016年3月20日(日)、外部の関係者がFBIに対し、(テロリストのサイード・)ファルーク氏のiPhoneのロックを解除できる可能性のある方法を実演した」とPoliticoが報じた書類には記されている。「ファルーク氏のiPhoneのデータが漏洩しない、実行可能な方法かどうかを判断するためのテストが必要である。もしこの方法が実行可能であれば、Appleの支援は不要となるはずだ…」

最新情報:裁判所はFBIの要請を認めました。政府は4月5日までに新たな手法を試し、裁判を継続する必要があります。 

この動きは、AppleとFBIが法廷に立つ前日に起こった。Appleは本日、iPhone SE発表イベントの合間に時間を割き、暗号化とセキュリティの重要性を改めて強調した。

「われわれは国家として、政府がわれわれのデータとプライバシーに対してどの程度の権力を持つべきかを決める必要がある」とクック氏は今朝、カリフォルニア州クパチーノのアップル本社で行われたイベントの冒頭の挨拶で述べた。

訴訟を取り下げればAppleにとって勝利のように思えるかもしれないが、iPhoneメーカーにとって不利に働く可能性もある。FBIが外部の協力を得てiPhoneのクラッキングに成功した場合、Appleのコントロールを超えた方法でプラットフォームに侵入できる可能性が示されることになる。

https://twitter.com/applerebel/status/712049930471403520

しかし、この方法が成功すれば、iPhone のハードウェアとソフトウェアの両方のアップデートにより、FBI が使用するであろうセキュリティホールが解消される可能性がある。

もちろん、この動きについてはすでにいくつかの陰謀が形成されつつある。

@marcoarment NSA はこの問題の解決策を持っているが、それを FBI と共有したくないと考えている人もいます。

— ジェイソン・スネル(@jsnell)2016年3月21日