
エドワード・スノーデンはアマゾンの暗号化の実践を「道徳的に無責任」と批判
トリシア・デュリー著

NSAの内部告発者エドワード・スノーデンは、Amazon.com、あるいは彼が「世界最大の図書館」と呼ぶサイトでユーザーが何を調べたり購入したりしているかを政府が詮索することを望んでいない。
「あなたのブラウジング習慣を暗号化しましょう。世界の図書館を暗号化しましょう」と、ワシントン・ポスト紙の報道によると、ワシントンD.C.の自由主義シンクタンク、ケイトー研究所での金曜日の講演で彼は述べた。
スノーデン氏は、アマゾンの暗号化技術を「道徳的に無責任」だと非難した。アマゾンの顧客はセキュリティ対策を一切講じずに書籍やその他の商品を閲覧できるからだ。ワシントン・ポスト紙によると、アマゾンはクレジットカード取引を暗号化しており、顧客の購入履歴は隠蔽されるものの、商品検索は「平文」で行われるため、政府などがその検索を監視できるという。
アマゾンの広報担当者はGeekWireの取材に対しコメントを拒否した。
グーグル、フェイスブック、ヤフーなどの他の企業も、昨年、元国家安全保障局の請負業者が世界中の膨大な数の人々の個人データを含む文書を公開した後、大規模な暗号化キャンペーンを開始した。
「どこにいても、管轄区域がどこであっても、彼らはあなたがどんな本を見ているかを見ることができます」とスノーデン氏は述べた。「これは道徳的に無責任であり、企業として、彼らが安全な通信を提供する能力を持っていることは事実であるにもかかわらず、このような行為を放置するのは問題です。なぜなら、あなたが本を購入しようとした途端、金銭が絡むとすぐに、彼らはそれを暗号化してしまうからです。」