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報道:エクスペディアCEOがウーバーのトップのポストについて発言、解任されたカラニック氏の役割を考慮

報道:エクスペディアCEOがウーバーのトップのポストについて発言、解任されたカラニック氏の役割を考慮

トッド・ビショップ

エクスペディアのCEO、ダラ・コスロシャヒ氏。

エクスペディアCEOのダラ・コスロシャヒ氏は、ウーバーのCEO就任のオファーを受け入れる意向を示し、「一生に一度のチャンス」と称した。今週末からテクノロジー業界で大きな話題となっているこのオファーについて、コスロシャヒ氏は初めて公の場で語った。また、問題視されているウーバー元CEOのトラビス・カラニック氏も、引き続き何らかの形で同社に関与していくと示唆した。

コスロシャヒ氏は本日、ブルームバーグ・ニュースとウォール・ストリート・ジャーナルのインタビューでこのコメントを行った。

元Uber CEO、トラヴィス・カラニック氏。(Flickr Photo by JD Lasica)

「ウーバーは世界規模で交通業界を再定義する企業です。その物語の一部となれることは大変興味深く、大変光栄です」と、コスロシャヒ氏はワシントン州ベルビューにあるエクスペディア本社でブルームバーグの記者、フイトン・ユー氏に語った。「困難はありますか?複雑なことはありますか?課題はありますか?もちろんです。しかし、だからこそ楽しいのです。私は楽をするためにこの仕事に就いているわけではありません。自らの手で取り組み、チームを築き、人々が大きな満足感を持って振り返るような何かを成し遂げるためにこの仕事に就いているのです。」

コスロシャヒ氏はウォール・ストリート・ジャーナルに対し、CEO就任は予定しているものの、契約はまだ最終決定していないと述べた。彼はウーバー元CEOのトラビス・カラニック氏との関係を「芽生えつつある」と表現し、「お互いに尊敬し合っていると思う」と付け加えた。

カラニック氏に関する彼の発言は注目に値する。なぜなら、ウーバー社内では前CEOへの忠誠心が、次期CEOにとって潜在的な障害と見られているからだ。現在もウーバーの取締役を務めるカラニック氏は、ウーバーの投資家であるベンチマーク社と法廷闘争中であり、次期CEO選考委員会のメンバーでもあった。

エクスペディアは月曜日朝、証券取引委員会(SEC)への提出書類で内部メッセージを公開した。その中でエクスペディア会長のバリー・ディラー氏は「まだ何も確定していないが、ダラとこの件について徹底的に議論した結果、彼は受け入れる意向であると信じている」と記した。

コスロシャヒ氏の選出は、ニューヨーク・タイムズとRecodeの報道で日曜夜に報じられた。エクスペディアのCEOとしての12年間の在任期間中、コスロシャヒ氏は21年以上前にマイクロソフトの小さな部門として始まった同社の再生と飛躍的な成長を指揮してきた。