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元ピボタル・ソフトウェアの同僚がシアトルのコード修正スタートアップModerneに470万ドルを調達

元ピボタル・ソフトウェアの同僚がシアトルのコード修正スタートアップModerneに470万ドルを調達

テイラー・ソパー

Moderneの共同創設者であるオルガ・クンジッチとジョナサン・シュナイダー。 (現代の写真)

新たな資金調達: コード移行と修正を自動化することで開発者の作業時間削減を支援するソフトウェアを提供するModerneは、470万ドルを調達しました。シアトルに拠点を置く同社は、2019年にVMwareに買収されたPivotal Softwareの元同僚であるオルガ・クンジッチ氏とジョナサン・シュナイダー氏によって設立されました。

技術:このソフトウェアは、シュナイダー氏がNetflix在籍中に開発した、大規模な自動コードリファクタリングツール「OpenRewrite」をベースにしています。リファクタリングとは、ソフトウェア開発において、既存の機能を維持しながらコードを再構築するプロセスを指す用語です。

企業は、サードパーティの依存関係、ライブラリ、フレームワークをアップグレードする場合、コードをスキャンして CVE (Common Vulnerabilities and Exposures) を排除する場合、および内部 API を保守する場合に Moderne を使用します。

コードの量と種類が増えているときに、コードベース全体の変更に対応できる方法を開発者に提供することが目的です。

競合:シュナイダー氏によると、コード内の自動修正を実行する製品はほとんどないという。GitHubのCodeQL、Sourcegraphなど、検索・レポート機能を備えたテクノロジーは存在する。Contrast Security、Rapid7、Tenableといった製品はサイバーセキュリティリスクの軽減に役立つものの、コード自体のソースコードまで遡って攻撃ベクトルを遮断できるものはないとシュナイダー氏は指摘する。

今後の展開は?  Moderneはこれまで制限付きベータプログラムを実施してきましたが、今回の新たな資金調達により、製品の市場投入とチームの拡大が期待されます。従業員数は15名未満です。

投資家: True Ventures が本ラウンドを主導し、Mango Capital、Overtime.vc、Github CTO の Jason Warner、Datadog の共同設立者兼 CEO の Olivier Pomel、Coverity の共同設立者兼元 CTO の Andy Chou が参加しました。