
ボーイング、STEM教育拡大のため航空博物館に3000万ドルを寄付
テイラー・ソパー著
ボーイング社とジューン・ボーイングは本日、特に過小評価されているコミュニティを対象に、科学、技術、工学、数学(STEM)関連教育の機会を拡大するために、航空博物館に3,000万ドルを寄付すると発表しました。
この寄付は、ボーイング社からの1,500万ドルと、故ウィリアム・E・ボーイング・ジュニア(ボーイング創業者ウィリアム・E・ボーイングの息子)の妻ジューン・ボーイングからの1,500万ドルを合わせたもので、航空博物館が「ボーイング・アカデミー・フォー・STEMラーニング」という新しいプログラムを立ち上げるのを支援するものです。この資金により、航空博物館は今後2年間で学生数を倍増させ、STEM関連分野の仕事に就けるよう支援したいと考えています。
「航空博物館のこととなると、ビルはあらゆることに心を砕いていました。コレクション、来館者、若者、そして博物館の財政状況などです」とジューン・ボーイングは声明で述べた。「彼は、私たちの支援が過去を称えると同時に、今日のボーイングが経済状況に関わらず子供たちの明るい未来を保障してくれることを喜んでいました。」
博物館はすでにSTEM教育プログラムを提供しており、レイズベック航空高校も併設されています。昨年だけでも16万2000人以上の生徒が訪れました。
ワシントン州は全米でSTEM分野に従事する人の割合が最も高い州ですが、最近の調査によると、高校を定時卒業する生徒数では42位にとどまっています。一方、大学レベルでは、学士号取得者の輩出状況は悪化し続けており、現在、学士号取得者総数では39位、自然科学・工学系の学士号取得者数では34位となっています。
この寄付金は、遺物の保存や航空博物館の体験向上にも役立てられます。