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スタートアッププロフィール: Inner Fence iPhone クレジットカード端末

スタートアッププロフィール: Inner Fence iPhone クレジットカード端末

Seattle 2.0 Authorsによる

編集者注:この記事は元々Seattle 2.0に掲載されたもので、Seattle 2.0とそのアーカイブコンテンツの買収に伴いGeekWireにインポートされました。詳しい背景情報については、こちらの投稿をご覧ください。

ケビン・レネウェイ

毎日、全国で何千人もの個人写真家、配管工、養蜂家、煙突掃除人、そして誕生日パーティーのピエロたちが、昔ながらのクレジットカード読み取り機を取り出し、ぼやけたカーボンのカード番号の刻印を受け取ってサービス料を支払っています。古い「ナックルバスター」を使ったことがある人に聞いてみれば、セキュリティの問題から刻印の紛失、そして初期費用まで、問題だらけであることが分かるでしょう。 

シアトルの起業家、デレク・デル・コンテ氏とライアン・ジョンソン氏は、iPhone向けクレジットカード端末アプリの導入でこの問題に取り組んでいます。49.99ドルで、中小企業のオーナーは既存のAuthorize.Netアカウントにクレジットカード端末アプリを接続すれば、非常にシンプルなインターフェースで簡単にクレジットカード決済を受け付けることができます。番号と有効期限を入力するだけで、あとはソフトウェアがシームレスに処理します。購入者に書面による領収書を発行するだけでなく、正式な領収書をメールで送信するオプションも備えています。

Inner Fenceは、自社製のスタンドアロンPOS端末の提供に加え、Ring It Up POSとの連携を発表しました。この連携により、Inner Fenceのカード処理機能とRing It Upの高度な売上データレポートおよび追跡機能が統合されます。この連携は、URLベースのプロトコルを利用してユーザーを別のアプリに誘導すると同時に、元のアプリに簡単に戻れるように戻りURLを提供することで、2つのiPhoneアプリを連携させる初の事例となります。Inner Fenceは、 同様の実装を検討している開発者向けに、自社サイトにドキュメントを公開しています。

バーチャルおならアプリがApp Storeのチャート上位を席巻している昨今 、実用的で真に役立つ、そして明確なビジネス価値を持つモバイルアプリが登場するのは実に新鮮だ。とはいえ、iFartの収益性を考えると、取引が成立するたびに「切り裂きジャック」を放つオプションがあっても悪くないだろう。