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ジェフ・ベゾス、2021年以来初の株式売却で20億ドル相当のアマゾン株を売却

ジェフ・ベゾス、2021年以来初の株式売却で20億ドル相当のアマゾン株を売却

トッド・ビショップ

アマゾン創業者のジェフ・ベゾス氏が2018年にワシントンD.C.のエコノミック・クラブで講演している。(ワシントンD.C.のエコノミック・クラブ撮影 / ゲイリー・キャメロン)

規制当局への提出書類によると、ジェフ・ベゾス氏はアマゾンの株式約1,200万株を売却した。これは2021年以来初の同社株売却となり、総額20億ドル以上となった。

これは、アマゾンが先週提出した年次報告書10-Kで明らかにされたように、ベゾス氏が2023年11月8日に採用した取引計画に基づき、2025年1月までの期間に最大5000万株を売却する計画の一環だ。

最新の規制当局への提出書類によると、金曜日の午後、今週の水曜日と木曜日にこの計画に基づき1200万株が1株当たり169.71ドルから171.02ドルの価格で売却された。

アマゾンの株価は金曜日に174.45ドルで取引を終え、過去12か月間で78%以上上昇した。

ベゾス氏は2023年2月の委任状提出時点で、同社発行済み株式の約12.3%を保有していた。これには、自身が100%保有する株式と、元妻のマッケンジー・スコット氏が保有する株式(ベゾス氏は依然として議決権を有する)が含まれる。この計画に基づき5000万株すべてを売却した場合でも、ベゾス氏は依然として同社株式の約11.8%を保有することになる。

アマゾンの年次報告書によれば、この取引計画は、同氏が11月2日にインスタグラムでシアトルを離れマイアミを正式な居住地とすると発表した6日後に採択された。

2021年に可決されたワシントン州のキャピタルゲイン税は、一部の例外を除き、株式および債券の売却による25万ドルを超える利益に対して7%の税金を課します。マイアミを本拠地とすることで、ベゾス氏は計画に基づき最大5,000万株を売却した場合、約6億ドルの税負担を節約できることになります。

フロリダ州にはキャピタルゲイン税はありません。ワシントン州と同様に、フロリダ州にも所得税はありません。

ベゾス氏は2018年に、ホームレスの家族と就学前教育に重点を置く20億ドル規模の「ベゾス・デイ・ワン・ファンド」を設立しました。2020年に設立された「ベゾス・アース・ファンド」は、気候変動対策に100億ドルを投入しています。