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マイクロソフトのCortanaがCyanogen OSの次期リリースに搭載される可能性をCEOが明らかに

マイクロソフトのCortanaがCyanogen OSの次期リリースに搭載される可能性をCEOが明らかに

ジェームズ・リズリー

イラスト:GeekWire

マイクロソフトのデジタルアシスタントCortanaが、新たなモバイルOSにも搭載される可能性があると、CyanogenのCEOであるカート・マクマスター氏が発表した。International Business Timesとのインタビューで、マクマスター氏は同社がCortanaを次期モバイルOSに統合する取り組みを進めていると発表した。

シアノジェンCEO、カート・マクマスター氏。写真はシアノジェンより。
シアノジェンCEO、カート・マクマスター氏。写真はシアノジェンより。

「インテリジェンスと組み合わせた自然言語は非常に重要だが、アプリケーションとしてはOSのフレームワークに組み込む必要があるため、実際には機能しない」とマクマスター氏はインタビューで語った。

CyanogenはMicrosoftと協力し、Androidベースのオペレーティングシステムにインテリジェントな仮想アシスタントを組み込んでいます。Cyanogen OSはAndroidをベースに構築されていますが、Googleが開発したものではありません。Cyanogen Inc.がメンテナンスを担当し、多くのスマートフォンに搭載されているキャリアやメーカーがインストールしたAndroidバージョンよりも優れた機能を提供するために、カスタムコードとサードパーティ製のコードが組み込まれています。

マイクロソフトとCyanogenは4月から、レドモンドに拠点を置くソフトウェア大手のアプリとサービスをCyanogenのOSに統合する取り組みを進めてきました。この提携が発表された当時、Cyanogenは生産性向上、メッセージング、ユーティリティ、そしてクラウドベースのサービスを今後のModのリリースに組み込むと発表していました。

Cortanaの搭載は、スマートフォン市場におけるGoogleとAppleの二大独占状態に打開を目指すCyanogenにとって大きな一歩となるだろう。Microsoftは長年モバイルOS市場への参入を試みてきたが、大きな成果は得られていない。しかし、CyanogenModを開発したオープンソースコミュニティに便乗することで、Microsoftも参入できるかもしれない。

実は、Windows Phone以外のスマートフォンでCortanaが動作するのはこれが初めてではありません。Androidユーザーは既に専用アプリ経由でCortanaを利用でき、デスクトップユーザー向けのアップグレードされたWindows 10エクスペリエンスにおいてもCortanaは大きな役割を果たしています。