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Amazon Web Servicesがオンライン開発ツールメーカーのCloud9を買収

Amazon Web Servicesがオンライン開発ツールメーカーのCloud9を買収

ダン・リッチマン

クラウド9 ss
Cloud9 の統合開発環境。(Cloud9 経由)

パブリッククラウド市場のリーダーであるAmazon Web Servicesは、オンラインの共同統合開発環境(IDE)を販売する非公開企業Cloud9を買収しました。買収条件は非公開です。

ルーベン・ダニエルズ
Cloud9 CEO ルーベン・ダニエルズ氏。(LinkedIn 経由)

「Amazonに買収されました!」と、CEO兼創業者のルーベン・ダニエルズ氏は本日、「素晴らしいニュースです!」と題したブログ記事で発表しました。「今後、AWSと協力し、素晴らしい顧客サービスを提供していくことを楽しみにしています。その間も、Cloud9を信頼し、安心して投資していただけます」とダニエルズ氏は記しています。「今後、AWSと協力し、お客様のためにさらに多くのことを実現していきます。」

AWSがCloud9をどのように活用するのか、またAWSへの統合後にCloud9のスタンドアロンサービスが消滅する可能性はあるかは不明です。シアトルを拠点とするAWSは、ウェブサイトやブログでこの買収について言及していません。AWSはコメントを控えています。また、1月に発表されたCloud9のGoogle Cloud Platform(Google Cloud Platform)サポートの今後についても不透明です。

Cloud9のIDEは、従来のデスクトップベースの開発環境に代わる、UbuntuベースのIDEを提供します。Visualforceマークアップ言語とLightningアプリケーションビルダーを使用し、Apexプログラミング言語でSalesforce向けのオンラインコーディングが可能です。また、コード補完、デバッガ、カスタマイズ可能なユーザーインターフェース、画像エディタ、そして300種類以上のブラウザとOSの組み合わせでアプリがどのように表示されるかを確認できるライブプレビューなど、汎用的なコーディングツールも提供しています。

Cloud9 は 2010 年に設立され、アムステルダムに開発チーム、サンフランシスコに本社を置いています。

最新情報:  「AWSは開発者向けサービスの構築に力を入れており、成長を続ける開発者向けクラウドサービスをサポートするために、サービス用のより優れたポータルを構築することが重要だと認識していたのは明らかだ」とIDCのアナリスト、アル・ヒルウェイ氏は述べた。