
VMware の Amazon Web Services 向けハイブリッド クラウド製品が一般提供開始
トム・クレイジット著

VMware のデータセンター管理ソフトウェアに関する既存の投資を無駄にすることなくクラウド コンピューティングのメリットを享受したいと考えている VMware の顧客には、Amazon Web Services との提携が月曜日に一般公開されたことで新たな選択肢がもたらされた。
昨年10月に初めて発表されたVMwareとAWSの提携は、ハイブリッドクラウドの定着を示す新たな兆候です。月曜日にVMware CEOのパット・ゲルシンガー氏によるVMworldの基調講演に先立ち発表されたこのサービスの一般提供開始により、vSphereのお客様は複数の環境をまたいでアプリケーションを管理できるようになり、クラウドで最も効果的なワークロードの選択肢としてAWSパブリッククラウドが加わります。
AWSはかつて、10年にわたりオンプレミスのワークロードを運用する顧客にデータセンター管理ソフトウェアを販売してきたVMwareのような企業の競合企業と自認していました。しかし、ここ数年で両者の姿勢は変化しました。AWSは、大企業がクラウドコンピューティングの一部のメリットを活用したいと考えている一方で、長年にわたるデータセンターへの投資を経てゼロから始めることには関心がないことに気づいたのです。一方、VMwareは、クラウドコンピューティングがますます多くの顧客にとって理にかなっているだけでなく、クラウド分野でAWSと競合できないことを認識しました。
これが昨年のパートナーシップ契約に繋がり、このサービスの一般提供(VMwareが販売)は、このパートナーシップから生まれる最後の製品ではない可能性が高い。AWSは、VMwareベースのデータセンターで稼働し、MicrosoftのAzure Stackと同様にAWSクラウドへのアクセスを可能にする製品の開発を検討していると報じられている。これは開発リソースの戦略的なシフトと言えるだろう。
VMwareは、ラスベガスで開催される大規模なパートナーおよび顧客向け展示会に先立ち、いくつかの新製品を発表しました。AppDefenseは、vSphere管理ソフトウェアに統合されたデータセンターセキュリティの新製品です。ハイブリッドクラウド環境を管理するVMwareのお客様には、クラウドサービスの支出を追跡・分析するCost Insightと、クラウドとオンプレミスのハードウェア間のワークロード追跡を支援するDiscoveryといった新ツールも提供されます。