
VRとゲーム大手のValveとOculusがシアトル地域の工業用地の大規模リース契約を締結
ナット・レヴィ著

2つのバーチャルリアリティ/ゲーム企業が、急速にVR活動の温床になりつつあるシアトル東部の工業用不動産の巨大な部分を買収している。
不動産仲介会社キダー・マシューズの最新レポートによると、ビデオゲームおよびバーチャルリアリティ(VR)企業のValveはワシントン州カークランドのトーテムレイク・コマースセンターで147,040平方フィート(約14,704平方メートル)のスペースを、Facebook傘下のVRヘッドセットメーカーOculusはレドモンドのウィローズ・コマースパークIIで100,417平方フィート(約10,040平方メートル)のスペースをそれぞれ賃借した。どちらの賃借契約にも、オフィスと倉庫スペースが含まれている。
両社がこれらのスペースをどのように活用する予定かは不明だが、Puget Sound Business Journalの報道によると、Oculusのスペースは研究開発に利用される予定だという。
両社はシアトル地域への注力を強めています。Valveは最近、ベルビューのダウンタウンに拠点を拡張し、建設中の新オフィスビルの9フロアを賃借しました。Valveはトップクラスのゲーム会社として知られていますが、HTCと共同でVive VRヘッドセットとアクセサリーの開発にも取り組んでいます。
Oculusは昨年、シアトルのダウンタウン南に51,000平方フィートの賃貸契約を締結しました。Oculusがシアトルに進出した際には、元Valve社のエンジニアであるアトマン・ビンストック氏を招き、シアトルでの事業を指揮させました。同社は以前、レドモンドにもオフィスを構えていました。
Oculusは今週初め、Oculus Touchと呼ばれるコントローラーの予約受付を開始しました。Viveには、VR製品の一部として既にコントローラーが付属しています。
シアトル地域で成長しているVR企業は、OculusとValveだけではありません。最近のレポートによると、40社以上のVR/AR企業がこの地域を拠点としており、最近シアトルに移転したある企業は、この地域を「ゲームとVRのあらゆるものの中心地」と呼んでいます。
もう一つの有名企業、マイクロソフトももちろんシアトルの東に拠点を置き、独自の仮想現実(VR)製品、HoloLens複合現実(MR)ヘッドセットを展開しています。そして本日、マイクロソフトはHoloLensの販売を新たに6カ国で開始すると発表しました。