
収益化前のスタートアップNextdoorが、地域密着型ソーシャルネットワークのために6000万ドルを調達
ジョン・クック著
資金調達環境が熱を帯びていることを示す新たな兆候がここにあります。サンフランシスコのスタートアップ企業Nextdoorが、Kleiner Perkins Caufield & Byers、Comcast Ventures、Tiger Global Management、Benchmark、Greylock Partners、Shasta Venturesから6,000万ドルという巨額の資金を調達しました。
最も驚くべきことは、フォーチュン誌のダン・プリマック氏が、Zillowの共同設立者であるリッチ・バートン氏の支援を受け、元Yahoo!社員でEpinionsの設立者であるニラヴ・トリア氏が率いるNextdoorが、まだ収益を上げていないと報じていることだ。
しかし、このスタートアップは本格的な成長段階にあり、現在では全米の7地域のうち1地域でソーシャルネットワークを構築していると主張している。
「私たちは、地域コミュニティこそがソーシャルネットワークの元祖の一つだと考えています」と、KPCBのパートナーであるジョン・ドーア氏は述べています。「Nextdoorチームは、ソーシャル、ローカル、モバイルの交差点で永続的な企業を創造する絶好の位置に立っており、この取り組みにパートナーとして参加できることを大変嬉しく思います。」
以前お伝えしたように、Zillowは近隣住民とのつながりを築くための独自のソーシャルネットワーキングサービスを試行してきました。しかし、このオンライン不動産大手は、Nextdoorのような消費者中心のソーシャルネットワーキングサービスではなく、不動産業者向けのツールに積極的に取り組んでいるようです。
一方、AOL の Patch のような取り組み (コミュニティ向けの超ローカル ニュース サイトという側面が強い) は、ここ数カ月で停滞している。
Nextdoorは過去18ヶ月で約1億ドルを調達しており、プリマック氏によると、最新の資金調達ラウンドでは約6億ドルを調達したという。Amazon.comの創業者ジェフ・ベゾス氏のベンチャー企業、ベゾス・エクスペディションズもNextdoorに投資している。
Nextdoorの取締役を務めるバートン氏は、バントをするのはホームランを狙うのと同じくらい簡単だとよく言います。今回のケースでは、Nextdoorはまさにホームランを狙うような大胆なスイングをしているように見えます。