
Amazonがスーパーセーバー配送の基準額を引き上げた理由
ブレア・ハンリー・フランク著
今週初め、Amazonがスーパーセーバー配送の送料無料の対象となる配送料の基準額を25ドルから35ドルに引き上げると発表した際、インターネット上では大きな反発が巻き起こった。しかしAmazonによると、この変更は長らく待たれていたものだったという。
本日の決算発表の電話会議で、CFOのトム・シュクタック氏は、Amazonがスーパーセーバー配送を導入してから10年が経ち、輸送コストが上昇する一方で、Amazonは対象商品を拡大してきたと述べた。ある時点で、コスト削減のために送料無料のマジックナンバーを変更する必要があり、今が好機だと判断したという。
「…私たちはただそれが正しいことだと思ったのです」とシュクタク氏は語った。
もちろん、Amazonのポリシー変更のタイミングは、決して偶然ではないように思える。予算の限られた大学生が新学期の買い物シーズン、つまり新学期に向けて本を買おうとする時期と、Amazonの年間で最も売上が伸びるホリデーシーズンのちょうど中間だったからだ。
アマゾンが利用限度額を引き上げたことで、Amazonプライム会員の顧客が増加するという副作用が生じたとしても、同社としては気にしないだろう。シュクタック氏は質問に対し、プライム会員は非プライム会員よりもアマゾンにとって有益だと答えた。もっとも、アマゾンは当然ながらどちらの顧客も重視している。
「生涯価値という観点から見れば、確かに当社にはより長くお付き合いいただいている(プライム)顧客基盤があり、彼らはより多くの買い物をしており、当社が提供し、引き続き拡充しているプライムの特典を享受しています」とシュクタック氏は述べた。
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