
シアトルの不動産市場は活況か?寝室のない板張りのこの家は59万5千ドル
シアトルの不動産市場は活況か?寝室のない板張りのこの家は59万5千ドル

シアトルのバラード地区にあるこの板張りの家は 1901 年に建てられたもので、2018 年までには消えてしまう可能性が高い。(NWMLS の写真)

窓の合板がまだ新しく、芝生も刈られていた頃の、ほぼ3年前の同じ家。(GeekWire Photo / Kurt Schlosser)
カート・シュロッサー著

近年シアトルを席巻している不動産バブルの渦中、窓や寝室のある家が、実勢価格をはるかに上回る高値で売られるのを目にしてきました。しかし、市内バラード地区にある、板張りの1901年築の風格漂う家は、まさにこの狂乱ぶりを象徴しているかもしれません。
シアトルに拠点を置く不動産会社Redfinが「ホットな住宅」として掲載している、NW11番街にある1.5階建て、寝室なしのこの住宅は、現在59万5000ドルで販売されており、Redfinのウェブサイトでは62万6331ドルの予想価格が提示されています。テクノロジーブームに沸き立ち、全米で最も活況を呈しているこの市場では、これはまさに掘り出し物と言えるでしょう。
ネット上に公開されてからまだ5日しか経っていないのに、この家は何年も空き家のままです。2015年2月に通りかかったとき、古い家が廃れていくこの街や地域で、この家も長くは残らないだろうと思いながら写真を撮ったのを覚えています。

案の定、物件情報には「建築業者注意!」と大々的に書かれており、近隣の最高の立地と6,420平方フィートの平坦な土地に建っていることから、この敷地は「絶好の開発機会」となっている。
頭金20%で11万9000ドル。Redfinによると、本日オファーの審査が行われているとのこと。