
ゲイツ財団、ワシントン大学の人口健康イニシアチブに2億1000万ドルの寄付を発表
モニカ・ニッケルズバーグ著

ビル&メリンダ・ゲイツ財団はワシントン大学の人口健康イニシアチブに2億1000万ドルを授与する。これは同大学がこれまでに受け取った単独の寄付としては最大額となる。
この資金は、健康増進に幅広いアプローチをすることで世界中の人々の健康を改善するというワシントン大学の25年にわたる使命に充てられる。
「貧困や公平性から医療へのアクセス、気候変動、政府の政策に至るまで、あらゆる問題が相まって世界中の人々の健康と福祉に影響を及ぼし、国と国の間、さらにはコミュニティ内でも健康格差を生み出している」とワシントン大学は発表の中で述べた。
以下のビデオでは、Population Health Initiative の使命とゲイツ財団の寄付の計画について詳しく説明しています。
ワシントン大学は、この資金を用いて新棟を建設します。この棟は、人口健康イニシアチブの拠点となる予定です。このセンターには、大学のグローバルヘルス学部、健康指標評価研究所、そして公衆衛生学部の一部が入居します。これらの学部は現在、シアトルキャンパス内に分散しています。

このイニシアチブは5月に開始され、「人間の健康、環境の回復力、そして社会的・経済的平等」に焦点を当て、ワシントンD.C.および世界中の人々の健康状態を研究し、改善することを目指しています。ゲイツ財団からの資金注入は、このプログラムの国内外での取り組みを強化するのに役立ちます。
「メリンダと私は、ワシントン大学への今回の投資を大変嬉しく思います。この投資は、世界中の人々の健康状態の改善を目指す同大学の25年計画を劇的に加速させるものです」とビル・ゲイツ氏はプレスリリースで述べています。「ワシントン大学は長年にわたり、当財団のグローバルヘルスと開発の取り組みにおいてパートナーであり、今回の助成金は、ワシントン大学の学生、教員、そして多分野にわたるリソースが、同大学の人口健康イニシアチブの推進に大きく貢献すると確信していることを示すものです。」