
一時的な前線?ダイアン・ブライアント、7ヶ月でGoogle CloudのCOOを退任
トム・クレイジット著

ダイアン・グリーン氏を経営面でサポートするために昨年 11 月に Google Cloud に入社した元インテル幹部のダイアン・ブライアント氏が同社を退社する。
Business Insiderは火曜日、ブライアント氏がGoogleのクラウド部門を退社したと報じ、Googleも同記事の中で彼女の退社を認めた。ブライアント氏は長年にわたりインテルで勤務し、データセンター向けプロセッサ市場のほぼ全てを掌握する企業としてGoogleやAmazon Web Servicesといった大手クラウド企業への販売に貢献した後、昨年11月に主要顧客の一つであるIntelに移籍した。
ブライアント氏の辞任に至った経緯は全く明らかではないが、Google Cloudは軍との協力や国防総省との100億ドル規模のクラウド契約獲得をめぐり、従業員の不満が高まるなど、激動の6ヶ月間を過ごしてきた。同社はクラウド市場においてAmazon Web ServicesやMicrosoft Azureを引き続き重視しているが、この時期にGoogle CloudとG Suiteの売上高を合計すると四半期で10億ドルに達したと発表している。
数週間前に半導体大手インテルから急遽辞任したブライアン・クルザニッチ前CEOの後任候補として、ブライアント氏が有力候補リストに名を連ねる可能性が出てきているため、今や全ての注目がインテルに集まるだろう。インテルは50年の歴史の中で、CEOに外部から候補者を起用したことはないが、ブライアント氏のグーグル在任期間は、インテルでの32年間のキャリアに比べれば取るに足らないものだった。