
Valveの共同創業者ゲイブ・ニューウェル氏:「Linuxはゲームの未来だ」
テイラー・ソパー著

Valve の共同設立者である Gabe Newell 氏が Linux を愛していることは周知の事実であり、かつて同氏は Linux をゲーム業界にとっての免罪符と呼んだことがある。
彼は今日、LinuxCon の基調講演でも同様の感想を述べ、ゲームの世界が進化するにつれ、Linux がすべてを占めるようになると語りました。
「ここに来て、Linuxとオープンソースがゲームの未来だと皆さんに話すのは少し変な感じです。まるでローマに行って教皇にカトリックの教えを説くようなものです」とニューウェル氏は講演の冒頭で述べた。
Valve のマネージング ディレクターも務めるニューウェル氏は、20 分強にわたって Valve について、またゲーム開発が従来の大手ゲーム ビジネスからユーザー自身の手に移っていくだろうという自身の考えについて語った。
「我々が到達した結論は、ゲームはコネクテッドエコノミーにおけるノードとなり、デジタル商品やサービスの大部分は企業ではなくユーザーが作成することになるだろうということだ」と彼は語った。
ニューウェル氏はまた、来週Valveから「リビングルームにLinuxを導入するためのハードウェアの可能性について」という発表が行われることを示唆した。これはValve初のコンソール(Steam Boxとも呼ばれる)になる可能性が非常に高い。これはSteamベースのゲームをテレビでプレイできるLinuxベースのデバイスだ。ニューウェル氏は以前、このコンソールのコントローラーは心拍数も測定できると述べていた。
Valveは2月に50以上のゲームを擁するLinux版Steamストアを開設しました。現在では200タイトル近くが登録されています。
基調講演の全編は以下からご覧いただけます。Valve による Linux 用デバッガーの開発や、Newell 氏の PC 業界に関する考えについても触れられています。
Arstechnicaに感謝