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遺伝子治療スタートアップ企業Immusoftが300万ドルを調達、臨床試験に向けて新CEOを任命

遺伝子治療スタートアップ企業Immusoftが300万ドルを調達、臨床試験に向けて新CEOを任命

クレア・マクグレイン

ショーン・エインズワースがイミュソフトの新CEOに就任。(イミュソフト写真)

イムソフトは遺伝子治療技術の臨床試験への導入を目指しており、シアトルを拠点とする同社は金曜日、そのプロセス開始に向けて300万ドルを調達したと発表した。今回の資金調達は、同社が現在実施中のシリーズB資金調達ラウンドの第一弾となる。

イムソフトは、経営陣の交代も発表しました。バイオテクノロジー業界のベテラン幹部であるショーン・エインズワース氏が、創業者であり長年CEOを務めてきたマシュー・ショルツ氏の後任として、新CEOに就任します。ショルツ氏はCTOに就任し、取締役会の役職は引き続き維持されます。

300万ドルの資金調達ラウンドは、エインズワース氏の前職であるRetroSense Therapeuticsにも投資した600 Mile Challenge Fundが主導しました。エインズワース氏はRetroSenseを約7年間率い、2016年にはAllergenによる買収を主導しました。

「イミュソフトにとって、今はエキサイティングな時期です」とショルツ氏はプレスリリースで述べた。「ショーンは、前臨床研究からヒト臨床試験への移行を進めるイミュソフトを導くのに適任のリーダーです。」

イムソフトは2009年の創業以来、独自の免疫細胞技術の開発に取り組んできました。この技術では、患者の血液細胞を使用して、病気の治療を目的とした治療用タンパク質を生成します。

このプロセスは免疫システムプログラミング(ISP)と呼ばれ、2006年にノーベル賞受賞者のデビッド・ボルティモア氏によって発明されました。イミュソフト社はこの技術を発展させ、HIVや筋肉喪失などの病気を治療するために特殊な酵素とタンパク質を使用する治療法を開発しています。

同社の最も先進的な治療法は、まもなくヒトでの臨床試験に入る予定で、10歳になる前に子供が死亡することが多いハーラー症候群と呼ばれる遺伝性疾患を対象としている。この300万ドルは、この治療法を臨床試験へと推し進め、FDAの承認に一歩近づくのに役立つだろう。