
シアトルの作家リンディ・ウェストがツイッターを退会、「荒らし、ロボット、独裁者以外には使えない」と発言
カート・シュロッサー著

ツイッターを使い続けるもっとも説得力があり面白い理由の1つであるシアトルの作家でフェミニストのリンディ・ウェストは、ソーシャルメディアプラットフォームから離脱し、火曜日のガーディアン紙に、このサービスは「荒らし、ロボット、独裁者以外には」使えないと書いた。
ウェストさんは5年後にアカウントを凍結し、「無給労働を強いられ、緊張性頭痛が出てくる機械のようだった」と述べた。政治評論を投稿したり、ジョークを書いたり、質問に答えたり、フェミニズム入門を無料で教えたりすることは、Twitterで生計を立てるためにこれらすべてに依存しているという事実に反する、と彼女は語った。
「その代わりに、私は赤の他人からリアルタイムで細かく管理され、ネオナチは私の私生活から弱点を探り出し、男たちは私の脳に自由に直接アクセスして、私がこんなに太っていなければ喜んでレイプしてやる、と何千回目かに告げることができるのです」とウェストは、オンラインと紙面でファンを獲得した彼女特有の率直な文体で書いた。
ウェスト氏は、攻撃的な荒らしを非難し、それに対する自身の努力がほとんど実を結ばなかったことを認めつつ、ツイッター社を辞めた本当の理由はツイッター社自体がユーザーを守るために実質的な対策を一切講じなかったからだと述べた。
彼女は、フェイスブック上で人種差別や性的暴行が常態化していること、そして幹部らが何も対策を講じなかったことが、最終的にドナルド・トランプ氏の米国大統領就任を「スムーズに進めた」と指摘した。
「ツイッターを辞めたのは、ツイッターに収益をもたらし、そのひどく壊れた文化に加担し、その正当性に自分の名前を貸すという行為が、良心が許さないと感じたからだ」とウェスト氏は書いた。
一方、「シアトル・レビュー・オブ・ブックス」は、北西部で評価の高いもう一人の作家、シャーマン・アレクシー氏も月曜日にツイッターから撤退すると発表したと指摘した。
「皆さん、Twitterを辞めます。Twitterのマイナス面がプラス面を上回ってきたからです。フォローしてくれてありがとう」とアレクシーは最後のツイートに綴った。