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マイクロソフトがAzureの幅広い新機能を発表

マイクロソフトがAzureの幅広い新機能を発表

ブレア・ハンリー・フランク

スコット・ガスリー
スコット・ガスリー

サンフランシスコ発 – Microsoft Azureにいくつかの大きな新機能が登場します。マイクロソフトは、同社の開発者カンファレンス「Build」の一環として、クラウドプラットフォームの新機能を多数発表しました。

マイクロソフトのクラウドおよびエンタープライズ部門の新責任者、スコット・ガスリー氏は本日サンフランシスコで講演し、Amazon Web ServicesやGoogle Cloud Platformとの競争においてマイクロソフトのクラウドサービスに有利となる可能性のある新機能について語った。ガスリー氏によると、フォーチュン500企業の57%以上がAzureを利用しており、25万以上のウェブサイトがAzure上で稼働しているという。

本日発表された新機能により、開発者はVisual Studioから直接Azure上の仮想マシンを作成、破棄、管理、デバッグできるようになります。これにより、開発者はクラウド仮想マシンで作業するためにMicrosoftの開発環境を離れる必要がなくなり、クラウド上で稼働する仮想マシンのバグ修正なども容易になります。

さらに、開発者は複数のデータソースを持つVMからイメージを作成できるようになります。つまり、開発者は元のソースで実行されているのと同じデータを使用して、多数の新しい仮想マシンをプロビジョニングできるようになります。

Web開発者は、MicrosoftのAutoscaleおよびTraffic Manager機能を利用してサービスの負荷を管理できるAzure Web Sitesを構築できるようになります。さらに、Azure Web SitesユーザーはIPベースのSSL証明書を1つ無料で取得できるため、追加費用なしですぐにサイトを保護できます。

モバイル開発者は、オフライン データ同期ツールやリモート デバッグ、iOS および Android 上の Active Directory を活用するモバイル アプリの構築機能にアクセスできるようになります。

ビッグデータユーザーはAzure上で最大500GBのSQLデータベースを構築できるようになり、Microsoftは99.95%の稼働率を誇る新しいデータベースサービスを発表しました。Azure上で実行されるSQLインスタンスは、Microsoftの新しい「セルフサービスリカバリ」機能によって保護されます。この機能はデータベースのスナップショットを取得し、サービス障害やデータベース全体が消失するような不慮の事故が発生した場合でも、ユーザーはそこから復元することができます。

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MicrosoftはAzureのスタートページを再設計し、世界中のAzureサービスの状況を示すマップを追加しました。これにより、サービスが機能していない理由を簡単に特定できます。また、ユーザーは請求セクションにアクセスでき、サービスの費用の詳細な内訳を確認できます。これには、サービスの費用の項目別内訳も含まれ、これはユーザーの請求書にそのまま表示されます。新しいポータルには、Azure上のコードベースを直接編集できる組み込みエディターも搭載されています。構文の強調表示機能により、ユーザーが編集したコードは自動的にコミットされます。