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Twitterは偽アカウントの削除に伴いアクティブユーザー数が減少したと報告。好調な財務状況にもかかわらず投資家を不安にさせている。

Twitterは偽アカウントの削除に伴いアクティブユーザー数が減少したと報告。好調な財務状況にもかかわらず投資家を不安にさせている。

ナット・レヴィ

(ビッグストックフォト)

Twitter社は第2四半期に過去最高の利益を報告し、売上高も予想を上回ったが、ボットや偽アカウントの削除に向けた同社の取り組みによるユーザー数の減少と1株当たり利益の予想未達により、金曜日の株価は急落した。

Twitterの株価は、四半期の月間アクティブユーザー数が100万人減少し、現在は3億3500万人となっているとの報道を受け、朝の取引時間中に最大18%下落した。Twitterは、より礼儀正しい会話を促進するための新たな行動規制と、プラットフォームからボットを排除する取り組み、そして新たなプライバシー法が株価下落の一因となっていると述べている。

「Twitter上で人々が目にしている目に見える改善を誇りに思います」と、同社は投資家への書簡に記した。「日々のツールとしてのTwitterの価値は、プラットフォーム上での会話が健全で、人々が安心して自由にオープンに自己表現できるときに高まると確信しています。」

Twitterの状況は、同じくソーシャルネットワークであるFacebookの状況と重なる。Facebookは今週初めに発表された厳しい四半期決算を受けて株価が18%下落した。Twitterと同様に、Facebookもユーザーエクスペリエンスの向上に投資しており、Facebookの場合はプライバシー管理の強化が主な目的だが、これはユーザー数の増加や収益性といった指標に悪影響を及ぼす。

Twitterは長年の赤字経営を経て、過去3四半期連続で黒字を計上した。第2四半期の利益は1億ドルで、前年同期の1億1600万ドルの赤字から大きく回復した。

Twitterは、売上高7億1,100万ドルに対し、1株当たり利益は0.13ドルと前年比24%増となった。Yahoo Financeが事前に調査したアナリストは、Twitterの売上高が6億9,600万ドル、1株当たり利益が0.17ドルになると予想していた。