
IBMは韓国の新しいクラウドコンピューティングセンターでワトソンとAIに重点を置く予定
IBMは韓国の新しいクラウドコンピューティングセンターでワトソンとAIに重点を置く予定

IBMのWatson AIソフトウェアは、2011年に「Jeopardy!」で優勝したことで最もよく知られています。(クレジット: IBM)
ダン・リッチマン著

IBMは本日、韓国板橋にクラウド・データセンターを開設し、同社のデータセンターの総数は47となり、そのうち9つはアジア太平洋地域にあると発表した。
ソウル郊外に建設されるこの新しいセンターは、韓国のクラウドサービス市場へのサービス提供を支援することになる。IDCは、同市場が昨年の4億4500万ドルから2019年には10億ドルに成長すると予想している。
韓国の大手ITサービスプロバイダーSKホールディングスC&Cと共同で建設されたこのデータセンターは、IBMの標準クラウドサービスBluemixを提供し、地元のスタートアップ企業がIBMのWatson自然言語および機械学習サービスを使用してコグニティブアプリや業界固有のサービスを作成することを支援することに重点を置く予定だ。
すでにIBMのクラウドを使用している韓国企業には、美容業界企業のアモーレパシフィック、ソーシャルコンテンツ分析企業のクーリオ、ビデオゲームメーカーのグラビティ、データセキュリティの新興企業アップルートなどがある。