
プライバシー: Facebook と Google はプライバシーを組み込んでいるが、スタートアップ企業はその方針に従うだろうか?
トッド・ビショップ著

注目を集めるプライバシー侵害事件がますます注目を集め、この問題はテクノロジー業界の議題にさらに上るようになっている。しかし、次なる大ヒットアプリの開発を目指してユーザーデータを収集している起業家志望者たちには、このメッセージは必ずしも届いていない。
これは、シアトルで今朝行われたプライバシー アイデンティティ イノベーション カンファレンスで伝えられたメッセージのひとつです。パネリストたちは、プライバシーに関する規制環境の変化や、ユーザーのプライバシーとビジネス目標という、ときには相反する利益の間で舵取りをしようとしている企業に焦点をあてました。
「ガレージで死なないように必死に頑張っている2人がコンソーシアムを作り、境界線の向こう側に何があるのか解明しようとは期待できない」と、モバイルセキュリティ企業ルックアウトの共同創業者兼最高技術責任者ケビン・マハフィー氏は語る。
「ストレージが安価だと、エンジニアは溜め込みがちになります」と、インテル・キャピタルのディレクター、クリスティン・ヘロン氏は同意する。「どうやってお金を稼ぐかが分からなければ、何を保管し、何を捨てるべきか分からなくなってしまうのです。」
フェイスブックのプライバシーおよび公共政策担当マネージャー、ロブ・シャーマン氏は、鍵の一つは「製品開発サイクルの初めにどうやって会話を始めるかを考えること」だと述べた。
同氏は、同社が昨年秋にFTCと和解して以来、ソーシャルネットワークにプライバシーを組み込み、プライバシー設定の透明性を高める取り組みを「倍増」させてきたと述べた。
Google+のプライバシー責任者アン・トス氏は、ユーザーは長々としたプライバシーポリシーの詳細を調べていなくても、プライバシーの問題に関心を持つようになってきていると語った。
「ボタンをクリックした瞬間に、どのように関わり合うかを選択することが重要なのです」とトス氏は述べ、Googleのソーシャルネットワークがユーザーに友人をサークルに分け、選択的に共有できる仕組みに言及した。「もしそれが基準だとしたら、オンラインでプライバシーを管理している人々を過小評価していることになると思います」
今後2日間、カンファレンスの様子をお伝えします。明日の朝のカンファレンスでは、Twitterのトラスト&セーフティ担当ディレクターのデル・ハーベイ氏にインタビューを行い、その後ハイライトをお届けします。