
コネクテッドチップメーカーのImpinjが、決算発表の遅延に関する監査調査をクリアしたことで株価が急騰
ナット・レヴィ著

インピンジは本日、四半期決算を報告した。監査委員会の調査が終了したため、予定より約1か月遅れとなった。
同社は、元従業員からの苦情を受けて監査委員会が独立調査を完了したが、申し立てを裏付ける「信頼できる証拠」は見つからなかったと述べた。本日の発表では、前回の調査結果の開示と同様に、苦情に関する詳細はほとんど明らかにされなかった。インピンジは調査結果を公表した際、調査が完了するまで四半期財務諸表の開示を延期するとも述べていた。
捜査が一段落し、インピンジは水曜日に第2四半期決算を発表した。売上高はアナリスト予想を上回ったものの、前年同期比では減少し、損失は予想より縮小した。ウォール街はインピンジが予定通りの業績回復を喜んでおり、同社の株価は時間外取引で一時35%上昇した。
インピンジは、売上高2,850万ドルに対し、純損失410万ドル(1株当たり0.19ドル)を計上した。これは前年同期比16%減となる。ヤフーファイナンスが事前に調査したアナリストは、インピンジの売上高が27.33ドル、1株当たり0.28ドルの損失になると予想していた。
「監査委員会が独立した調査を完了できたことを嬉しく思います。また、その結果が、当社が最高の倫理原則に従って事業を運営していることを再確認するものとなったことを誇りに思います」と、インピンジのCEO、クリス・ディオリオ氏はプレスリリースで述べています。「私たちのチームは、日常生活におけるあらゆる物品を識別、所在特定、そして真正性を証明するというビジョンの実現に注力しており、今後も勢いを増していくと見ています。」
世界中で数十億点もの荷物にスマートタグを装着するImpinj社は、今週初め、航空業界に特化した新たな取り組みを発表しました。シアトルに拠点を置く同社は、空港内を移動する手荷物を追跡するために特別に設計されたチップを開発しており、これは航空業界が荷物追跡のより効果的な方法の導入を推進する取り組みの一環です。