
2つの親指を立てた2.0:ソーシャルメディアが映画館での行動に与える影響
テイラー・ソパー著
ソーシャル メディア ツールは、大画面で映画を観る前、観ている最中、そして観た後の映画館での体験を変えています。
ニールセンの年次調査「アメリカ映画鑑賞レポート」は、映画ファンがFacebookやTwitterなどのプラットフォームとどのように関わっているかを具体的に示しています。調査対象者の40%は、どの映画を見るかを決める前に、ソーシャルメディアで友人や家族が投稿したおすすめを参考にすると回答しました。これは、映画を選ぶ際に予告編を参考にすると回答した44%をわずかに下回る数値です。
Facebookユーザーは、映画鑑賞後、25%の確率で映画に「いいね!」またはフォローしています。Twitterユーザーも同様で、映画鑑賞者の25%が鑑賞したばかりの映画についてツイートしています。また、Twitterユーザーは他のソーシャルメディアユーザーよりも公開初週に映画を観る可能性が25%高く、55%が映画について定期的にツイートしていると回答しています。
調査対象となった映画鑑賞者全体の約81%がFacebookを利用しており、Twitterは34%、Pinterestは21%、Google+は20%、Instagramは18%だった。
ソーシャルメディアが映画館での行動に影響を与えているとはいえ、Amazon傘下のIMDbやRottenTomatoes.comといったレビューサイトは依然として価値を持ち続けています。ニールセンの調査によると、ミレニアル世代の41%が映画を見る前にオンラインで批評家の平均評価を確認しています。さらに、映画ファンの10人中8人が、映画を選ぶ前に少なくとも何度かはレビューを読むと回答しています。
映画大手のマーケティング担当者が、ソーシャルメディアをどう活用して観客動員数を増やすのか、今後の動向に注目が集まります。「セカンドスクリーン体験」はテレビ鑑賞時にはよく話題になりますが、映画館で携帯電話を取り出すのはマナー違反とされているため、大画面で鑑賞する際にはあまり話題になりません。しかし、今回の調査では、18歳から34歳までの大多数が、セカンドスクリーンを使うことで映画館での体験がさらに充実すると考えていることが示されています。もしかしたら、映画が始まる前に流れる「携帯電話の音を消してください」というメッセージは、近いうちに消え去るかもしれません。