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国内最大(そしておそらく最もフレンドリー)なテーブルゲームコンベンション、Gen Conのスペクタクル

国内最大(そしておそらく最もフレンドリー)なテーブルゲームコンベンション、Gen Conのスペクタクル

ティム・エリス

シアトルを拠点とする勇敢なゲーム特派員 Tim Ellis (私です) は今週末、全米最大かつ最古のテーブルゲームコンベンション Gen Con の開催地であるインディアナポリスを訪問するために出発しました。

Gen Conのメイン展示ホール
Gen Conのメイン展示ホール

コンベンションは、インディアナ・コンベンションセンター全体、ルーカス・オイル・スタジアム(NFLインディアナポリス・コルツの本拠地)、そして近隣の大型ホテルの宴会場など、様々な場所で開催されます。6万人を超える参加者が会場に詰めかけ、定番ゲーム、テーブルトークRPG、新作、近日発売予定のゲーム、そして開発中のゲームのプロトタイプなどを探します。

コンベンション会場は混雑していますが、とてもフレンドリーです。メインの展示ホールの開場を待つ、人でごった返す廊下でさえ、人々は明るく盛り上がり、「さあ、行くぞ!」と声を揃えて合唱しています。Gen Conには全国各地(そして世界中)から人々が集まりますが、他の参加者との交流を通して、ミッドウェストのフレンドリーさが特に伝わってきます。

エレベーターで知らない人に話しかけられるなんて!ある2人用ゲームのデモをプレイしようと席に着いた時、デモを担当していた会社の担当者が、通りすがりの人を何の苦労もなく快く誘ってくれました。別のゲームのデモをプレイしていた時も、知らない人が近づいてきて、そのゲームについて質問してきたんですシアトルを拠点とするゲームコンベンション「PAX West」では、こんな経験は初めてです。シアトルの寒さがコンベンションセンターにまで及んでいるようです。

Gen Conで巨大なカタンのゲームが開催される
Gen Conで巨大なカタンのゲームが開催される

PAXといえば、Gen Conの展示ホールは主に段ボール、木材、プラスチックで作られたローテクな物理ゲームに特化しており、PAX(テーブルトップゲームも扱うが、ビデオゲームが主流)の同等のスペースとは雰囲気が大きく異なります。Gen Conの展示ホールは明るく、比較的静かです。四方八方から耳元で鳴り響くゲームデモの喧騒ではなく、静かな群衆のざわめきだけが聞こえます。また、PAXの展示ホールのベンダーブースの大部分を占めるような巨大ディスプレイ、巨大な小道具、巨大なビデオスクリーンもありません。

Gen Conにはビデオゲームの痕跡がいくつか残っており、昔ながらのアーケードルームや、シアトル近郊の教師スティーブ・ウィーブと対決した名作ドキュメンタリー『キング・オブ・コング』で知られる、物議を醸したアーケードゲームのレジェンド、ビリー・ミッチェルの登場など、その面白さは随所に感じられます。ミッチェルはパックマンで「パーフェクトゲーム」に挑戦するために来場しました。

「キング・オブ・コング」で有名な、物議を醸したアーケードゲームの伝説、ビリー・ミッチェルが、ジェンコンでパックマンの「パーフェクトゲーム」に挑戦する
「キング・オブ・コング」で有名な、物議を醸したアーケードゲームの伝説、ビリー・ミッチェルが、ジェンコンでパックマンの「パーフェクトゲーム」に挑戦する

Funko Games、Ravensburger、Lone Shark Gamesといったシアトル拠点のゲーム会社も、インディアナポリスを訪れ最新作を披露しました。また、Junk Spirit GamesやMind the Gap Studios(元Geek of the Weekのピーター・ニューランド氏が経営)といった小規模なインディーゲームパブリッシャーやデベロッパーも多数参加しています。PAXの制作会社であるPenny Arcadeでさえ、最新作のAcquisitions Inc. D&Dマニュアルに特化した小さなブースを出展しています。

インディアナポリスに来ていない皆さんのために、今週末のショーの様子をご紹介します。