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第1四半期のPC販売は世界全体で5%以上減少すると予想

第1四半期のPC販売は世界全体で5%以上減少すると予想

ブレア・ハンリー・フランク

(出典:ガートナー)
(出典:ガートナー)

ガートナーとIDCの最新レポートによると、2015年第1四半期のPC販売は大きな打撃を受けたものの、両調査会社は必ずしも懸念材料ではないと述べている。ガートナーによると、世界全体のPC販売は前年同期比5.2%減、IDCによると6.7%減となった。

これは、両社が今年初めに発表した、2015年のPC売上が減少するという予測と一致しています。これは、企業がWindows XP搭載のPCを新しいデバイスに買い替えた2014年の売上が好調だったことに一部起因しています。最も大きな落ち込みはデスクトップPCによるものでしたが、ノートパソコンやその他のポータブルPCは引き続き好調でした。

スクリーンショット 2015年4月10日 午前10時1分58秒

「ノートパソコン、ハイブリッドPC、Windowsタブレットを含むモバイルPCは、前年比で成長しました」と、ガートナーの主席アナリストである北川美香子氏は、同社の調査結果を説明するプレスリリースで述べています。「第1四半期の決算は、2015年のPC出荷台数が緩やかに減少するという当社の予測を裏付けるものであり、今後5年間は緩やかながらも着実な成長が続くと予想しています。」

PC販売の落ち込みは、マイクロソフトの事業に悪影響を及ぼすだろう。野村證券の株式アナリスト、リック・シャーランド氏は、2014年のWindows XPの売上増により、2015年上半期のマイクロソフトのWindows OEM販売とOfficeの売上高は前年同期比で減少する可能性が高いと指摘した。シャーランド氏は、同社の今年第1四半期のWindows OEM売上高は前年同期比で20%減少すると予想している。

(出典:ガートナー)
(出典:ガートナー)

個々のメーカーについて、IDCとガートナーは共に、レノボとHPのコンピューター販売が全体の傾向に反して四半期中に増加したという点で一致している。IDCは、米国ではレノボがアップルを上回り、市場シェアで3位になったと推定している。ガートナーはアップルの販売についてより楽観的で、クパティーノに本社を置く同社が米国で3位の座を維持すると予測している。