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新たな統計:Windows 8の発売はPC市場の縮小を招く

新たな統計:Windows 8の発売はPC市場の縮小を招く

トッド・ビショップ

第4四半期のPC出荷に関する2つの別々の調査レポートによると、iPadなどのタブレットはホリデーシーズン中も引き続き従来のPCの売り上げを圧迫し、Windows 8の発売は世界中のパーソナルコンピュータ市場を押し上げることにほとんど貢献しなかったという。

ガートナーは今朝発表した速報レポートで、第3四半期のPC出荷台数は9,030万台で、前年同期比4.9%減となったと発表した。IDCの発表では、PC出荷台数は6.4%減の8,980万台と、より急激な減少を示している。

両社とも、主要メーカーのWindows 8搭載マシンの不振にも一因があると主張している。ガートナーのアナリスト、北川美香子氏も、家庭におけるPCとタブレットの動向について同様の見解を示している。

タブレットはPCのデバイス環境を劇的に変えました。PCの売上を『食い合う』というよりは、PCユーザーが古いPCを買い替えるのではなく、タブレットに消費をシフトさせたことが大きな要因です。かつては、個人ユーザーがPCとタブレットの両方を個人用デバイスとして持つ世界を想像していましたが、今ではほとんどの人が消費活動を個人用タブレットに移行し、クリエイティブな作業や管理業務は共有PCで行うようになるだろうと予想しています。

マイクロソフトがWindows 8で目指したのは、新OSを様々なデバイスで動作させることで、タブレット端末の売上をさらに伸ばすことだった。両社によると、PCの売上にはiPadなどの「メディアタブレット」は含まれていない。

以下は、ベンダー別の世界出荷量に関する Gartner と IDC のチャートです。