
マイクロソフト、フォレスター社のアナリスト、ジェームズ・ステイテン氏をクラウド&エンタープライズグループのチーフストラテジストに採用
トッド・ビショップ著

フォレスター・リサーチでクラウド・コンピューティング市場を担当したベテラン業界アナリストのジェームス・ステイテン氏が、マイクロソフトのクラウド&エンタープライズ・グループのチーフストラテジストとして入社し、レドモンドに本社を置く同社を、この業界の非常に競争の激しい分野で支えることになる。
ステイテン氏は、クラウド&エンタープライズグループ担当のエグゼクティブバイスプレジデント、スコット・ガスリー氏にレポートします。彼の役割は、マイクロソフトの他の部門やコーポレートストラテジーチームと連携し、クラウドと他のマイクロソフト製品およびサービスとの連携構築を支援することです。
彼はインタビューで、シリコンバレーに拠点を置き続ける理由の一つとして「アウトサイダーの視点」を持ち込むためだと述べた。これは、マイクロソフトのCEOであるサティア・ナデラ氏が、プラットフォームを横断した協業、そして場合によっては競合他社との提携に注力している姿勢と一致する。
ステイテン氏のマイクロソフトでの役割は、CIOやその他の企業の技術リーダーと協力し、事業のどの部分をクラウドに移行すべきか、また場合によってはどの部分を移行すべきでないかを理解してもらうことです。これは、AmazonやGoogleなど、マイクロソフトの主要なクラウドコンピューティングのライバル企業とは異なるアプローチです。
「二者択一で決める必要はありません」と彼は言った。「アーキテクチャのどの部分がクラウドに最も適しているか、そしてクラウドの経済性を最大限に活用できるかを把握し、そこから始めるのです。」
ステイテン氏はジャーナリストとしてキャリアをスタートし、1996年にガートナーのアナリストになった。過去にはアズールシステムズやサンマイクロシステムズなどテクノロジー企業で勤務し、サンマイクロシステムズでは2001年から2004年までマーケティングディレクターを務めた。2007年からはフォレスターに副社長兼主席アナリストとして勤務している。