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旅行大手エクスペディアが技術インフラと運用チームの人員削減

旅行大手エクスペディアが技術インフラと運用チームの人員削減

トッド・ビショップ

エクスペディアCEOのマーク・オカーストロム氏は昨年、同社のAmazon Web Servicesへの移行拡大を発表した。(GeekWire Photo / Tom Krazit)

GeekWireの調べによると、オンライン旅行大手エクスペディアは技術インフラおよび運用チームから約30人の人員削減を行った。削減対象のほとんどはワシントン州ベルビューにある同社の本社勤務者だ。

人員削減に詳しい関係者によると、今回の人事異動はチーム再編の一環であり、新技術や機能の提供を加速させるためのより大規模な取り組みの一環である。この関係者によると、人員削減の影響を受ける従業員の大半は、社内の他の部署に異動する予定だという。

エクスペディアは人員削減について公式にコメントしていない。他の多くの大企業と同様に、エクスペディアは従来のデータセンター運営からクラウドコンピューティング技術への幅広い移行を進めており、昨年はアマゾン・ウェブ・サービス(AWS)との提携拡大を発表した。

先週発表された同社の第4四半期決算はウォール街の売上高と利益の予想を下回り、その発表以来同社の株価は16%以上下落している。

「2017年はエクスペディアにとって、様々な面で変化の年でした」と、エクスペディアCEOのマーク・オカーストロム氏は、業績予想未達後のアナリストとの電話会議で述べた。「財務面では計画通りにはいきませんでしたが、重要なマイルストーンを達成し、多くの分野で大きな進歩を遂げました。重要なのは、直近の四半期に、野心的な計画を実行するために、組織を戦略的かつ業務的に調整してきたことです。そして今、私たちは完全に実行モードに入っているのです。」

削減対象となるポジションは、インフラおよびオペレーションテクノロジーチームの400人のうち約7.5%に相当します。エクスペディアの従業員数は昨年末時点で22,615人でした。

エクスペディアは、来年ベルビューからシアトルのウォーターフロントに本社を移転する予定で、オービッツ、トラベロシティ、ホームアウェイ、ホテルズドットコムなどの旅行ブランドを運営している。前CEOのダラ・コスロシャヒ氏は昨年、配車サービス会社ウーバーのCEOに就任するため退任し、長年財務最高責任者を務めていたオカーストロム氏が9月にCEOに就任した。