
スナップのIPO申請書で、20億ドル、5年間のGoogle Cloudとの契約が明らかになり、今週締結された。
トッド・ビショップ著

Snap Inc. は本日、30 億ドルの IPO 申請の一環として、Google Cloud Platform を使用する主要契約を公表しました。
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スナップチャットの親会社は、証券取引委員会に提出したS-1書類によると、月曜日に締結された5年間の契約期間中にグーグルクラウドに少なくとも20億ドルを費やすことに同意した。
この取引はSnap社にとって大きなコミットメントであり、Microsoft AzureやパブリッククラウドのリーダーであるAmazon Web Servicesとの競争において、Googleにとって重要な顧客獲得となる。Snap社とGoogleの提携は今回が初めてではない。Google Capitalは11月にSnap社への投資を公表している。
スナップは提出書類の中で、「コンピューティング、ストレージ、帯域幅、その他のサービスの大部分をホストするために」Googleを利用していると述べています。
しかし、Snapが利用するクラウドプラットフォームはGoogleだけではない。同社は提出書類の中で、「現在、事業運営を支える冗長インフラの確保のため、別のクラウドプロバイダーと契約交渉中」と述べている。さらに、「将来的には、顧客へのサービス向上のため、独自のインフラ構築に投資する可能性がある」と付け加えている。
提出書類では、Google との契約の財務条件が次のように説明されている。
本契約の当初期間は5年間です。当初期間中、当社は2017年1月30日以降、毎年少なくとも4億ドル相当のクラウドサービスをGoogleから購入する必要があります。ただし、最初の4年間は、毎年、この金額の最大15%を翌年に繰り越すことができます。当社は、収益が大幅に減少した場合、最低購入コミットメントの引き下げを要請する権利を有します。最低購入コミットメントと引き換えに、当社は特定のGoogle Cloud Platformサービスについて割引価格が適用されます。当初期間中、標準料金と比較したこの割引価格のメリットは減少する可能性があります。いずれかの年度において最低購入コミットメントを達成できなかった場合、当社はその差額を支払う必要があります。
クラウド コンピューティング愛好家へのボーナスとして、Snap と Google の間の実際の契約書の編集版が IPO 申請書の添付資料として公開され、契約の細部の詳細の多くが明らかになりました。