
VC企業がBoxと提携し、同社のプラットフォーム上で事業を展開する企業に4000万ドルを提供
ブレア・ハンリー・フランク著

サンフランシスコ – Box CEO アーロン・レヴィ氏は本日、同社のエンタープライズ ストレージ ソフトウェア会社が Bessemer Venture Parters および Emergence Capital Partners のベンチャー キャピタリストと提携し、Box 上でアプリケーションを構築するスタートアップ企業に 4,000 万ドルを提供する予定であると発表しました。
両ベンチャー企業はBoxに投資しており、それぞれ2,000万ドルをこのプロジェクトに拠出する予定です。起業家は専用のメールアドレスを通じて資金援助を要請できます。Boxは、このプログラムを活用する企業に対し、戦略的な技術支援と市場開拓支援の形でサポートを提供します。さらに、クラウドストレージ企業であるBoxは、スタートアップ企業に対し、ヘルスケアなど、それぞれのアプリケーションがターゲットとする業界の主要なステークホルダーへのアクセスを提供します。

エマージェンスの創設者兼ゼネラルパートナーであるジェイソン・グリーン氏は、Salesforce のプラットフォーム提供と同様に、Box が開発者にとって重要なプラットフォームになる大きな可能性を秘めていると考えており、Box を使用している企業への投資に関心があると述べています。
「Salesforceとの協業は良い経験です。初期投資者としてSalesforceプラットフォーム上で構築された多くの企業に投資し、その後、上場企業となりました」と彼は述べた。「Boxにも、同様の機会が、主要なクラウド企業の一つとなる可能性を秘めていると考えています。」
このニュースは、Boxのプラットフォーム上に構築された新製品「Box Developer Edition」の発表に続くものです。この製品により、開発者はBoxをストレージバックエンドとして利用するアプリケーションを開発できます。この製品により、スタートアップ企業はBoxのセキュリティやコンプライアンスといった機能を自社アプリケーションに活用することが可能になります。しかも、そのエクスペリエンスをBoxが提供していることを明かす必要はありません。
本日発表された投資機会は、同社にとって重要な時期に、スタートアップ企業の Box Developer Edition の利用への関心を高めるきっかけとなる可能性がある。