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マイクロソフト、AIを活用した文化遺産保存の新たな取り組みに1000万ドルを寄付

マイクロソフト、AIを活用した文化遺産保存の新たな取り組みに1000万ドルを寄付

ナット・レヴィ

マイクロソフト社長ブラッド・スミス氏。(GeekWire Photo / Nat Levy)

マイクロソフトは、言語、史跡、遺物など、世界中の文化遺産の重要な側面の保存に力を入れており、その実現に人工知能(AI)を活用しています。

マイクロソフトは本日、「AI for Cultural Heritage(文化遺産のためのAI)」と呼ばれる新たな取り組みに、今後5年間で1,000万ドルを拠出することを発表した。同社は、世界中の非営利団体、大学、政府と協力し、重要な文化遺産の保存に貢献することを約束した。

マイクロソフトは、この取り組みの具体的なプロジェクト例を挙げなかったものの、今後発展させていく予定の最近の取り組みをいくつか示した。マイクロソフトは、フランスとニューヨークの美術館と協力し、コレクションを世界中の人々がよりアクセスしやすいものにしてきた。また、メキシコのキンタナロー州マヤ・インターカルチュラル大学と提携し、AIを用いてユカテク語とケレタロ・オトミ語を収録・翻訳した。

「文化遺産を構成する要素について学ぶにつれ、文化遺産の保存は単に持っていてよかったり、やっていてよかったりするものではなく、時には世界社会の幸福にとって不可欠であるという結論に至った」とマイクロソフト社長のブラッド・スミス氏は、この新しい取り組みの詳細を記したブログ記事に記した。

この誓約は、マイクロソフトのAI for Goodキャンペーンの最新の柱となるもので、5年間で1億2500万ドルを投じてAIを重要な目的に活用することを約束しています。文化遺産保護への取り組みは、AI for Earth、AI for Accessibility、AI for Humanitarian Actionの各プログラムに続く、プログラムの4番目の柱となります。