
任天堂が四半期利益を発表、Wii Uは2年遅れで1000万台販売の節目を突破
ジェイコブ・デミット著
任天堂は水曜日に発表した四半期決算で、予想外の11億円(930万ドル)の営業利益を計上した。アナリスト予想では、約5100万ドルの損失が見込まれていたが、この数字はそれを上回った。
同社は前年度が3月に2011年以来初の年間黒字で終了しており、新年度としてはまずまずのスタートとなった。
任天堂は決算報告の中で、4月から6月にかけてWii U本体の販売台数が47万台に達したことも発表した。これにより、苦戦を強いられていたWii Uは、ついに販売台数1,000万台という節目を突破したことになる。
これは大きな数字である。主な理由は、2008年に当時のXboxの最高責任者ドン・マトリック氏が「ゲーム機販売台数が1000万台に到達した最初の企業が世代間戦争に勝利する」という有名な発言をしたためである。
ソニーは現世代機の競争で勝利を収め、2014年8月にPlayStation 4の1,000万台販売台数を発表しました。これは発売から約9か月後のことでした。マイクロソフトのXbox Oneもそれほど遅れることなく、約3か月後にこの節目を迎えました。
任天堂のWii Uは、競合より1年早い2012年11月に発売されましたが、発売当初から苦戦を強いられてきました。現在、任天堂はソニーとマイクロソフトがビデオゲームの覇権を争う中、傍観者となっています。
任天堂が1000万台目の販売台数を達成するまでには2年7カ月かかり、これはPS4の発売に要した期間の3倍以上だ。
しかし、任天堂はすでに、次のゲームの戦場と見なしているスマートフォンへと進出し始めている。
同社は今年初め、スマートフォンおよびタブレット向けゲーム市場に参入することを発表しており、水曜日の報告書では、この新たな収入源により、同社の年間利益が約2倍の4億ドル超に増加すると予測していると述べた。
水曜日の報道は、任天堂社長の岩田聡氏が癌で逝去してからわずか数週間後に発表された。同社は後任者をまだ指名していない。