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マイクロソフトがAzureでのブロックチェーン活用を検討するプロジェクト「Bletchley」を発表

マイクロソフトがAzureでのブロックチェーン活用を検討するプロジェクト「Bletchley」を発表

ダン・リッチマン

アズールロゴMicrosoft は、Azure でブロックチェーン テクノロジーが果たす役割についてのビジョンである Project Bletchley を発表しました。

ブロックチェーンは、台帳のように取引の記録と更新を行う、改ざん防止機能を備えたシステムであり、金融​​サービス、政府機関、小売業など、様々な分野で活用されています。ビットコインのオンライン決済システムの基盤となっています。

マイクロソフトは11月にクラウドサービス「Azure Blockchain as a Service」を開始し、企業にワンクリックで利用できるクラウドベースのブロックチェーン開発環境を提供しました。このサービスは、クラウドファンディングで資金調達されたイーサリアム(ビットコインと関連はあるものの、異なる技術)を基盤としています。マイクロソフトはそれ以来、個人、企業、政府機関によるブロックチェーンの活用方法をより深く理解するために取り組んできたと述べています。

マイクロソフトによると、Project Bletchleyはブロックチェーンミドルウェアとクリプトレットという2つの概念を導入する。ブロックチェーンミドルウェアは、Active DirectoryやKey Vaultといった他のAzureサービスと連携し、ID管理、運用管理、分析、機械学習といった機能を提供する。マイクロソフトが「ブロックチェーン技術の新たな構成要素」と呼ぶクリプトレットは、Azure、ミドルウェア、そして顧客テクノロジー間の安全な相互運用を可能にする。

マイクロソフトのブロックチェーン事業開発・戦略担当ディレクターであるマーリー・グレイ氏は、このホワイトペーパーでプロジェクト・ブレッチリーの技術的詳細を説明しました。グレイ氏によると、プロジェクト・ブレッチリーに関する詳細は、7月10日から14日にトロントで開催されるマイクロソフトのワールドワイド・パートナー・カンファレンスで議論される予定です。

IBMはブロックチェーン技術を研究している大手テクノロジー企業の一つで、2月にIBM Cloud上でブロックチェーンサービスの提供を開始しました。