
ノードストロームのトランククラブは時代遅れ? 小売業者によると、2014年の価格の半額以下だという
モニカ・ニッケルズバーグ著

ノードストロームによるトランククラブの3億5000万ドルでの買収はファッション界の失策だったかもしれない。
シアトルの小売業者はパーソナルスタイリングサービスについて1億9,700万ドルの減損処理を行っており、その評価額はノードストロームが2014年に支払った額の半分以下となっている。
同社は第3四半期の業績発表でこの打撃を発表したが、最初にRecodeが報じた。
「この事業は引き続き大幅な売上高成長を達成していますが、将来の成長と収益性に関する現在の期待は当初の見積もりよりも低くなっています」とノードストロームはプレスリリースで述べています。「顧客体験をさらに向上させ、トランククラブの事業を収益性の高い成長へと導くため、当社はいくつかの業務変更を実施します。」
Trunk Clubは、買い物客とパーソナルスタイリストを繋ぎ、スタイリストが服やアクセサリーを選んで郵送で届けるサービスです。顧客は自宅でパーソナライズされた「トランク」を整理し、気に入らないアイテムは無料で返品できます。当初は男性向けサービスでしたが、ノードストロームによる買収後、女性にもサービスが拡大されました。
最近までトランククラブへの入会は無料だったが、ノードストロームは10月に新規会員に25ドルの1回限りの会費を導入した。
ノードストロームの事業において「オペレーション変更」が行われているのは、トランククラブだけではありません。同社は3月に技術チームから120人を解雇し、その1ヶ月後には「コーポレートセンター」部門で最大400人の人員削減を発表しました。5月には、ノードストロームのデジタル担当副社長をはじめとする幹部が、同社の進行中の技術改革の一環として退社しました。
ノードストロームによるトランク・クラブの強気な買収は、パーソナルスタイリングとeコマースを融合させたいという願望が動機だったと考えられます。ノードストロームは、近隣のアマゾンのようなオンライン小売業者との競争力を高めるため、デジタル戦略の洗練に努めてきました。