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Amazonは一部のeコマース取引の処理にStripeをひっそりと使い始める

Amazonは一部のeコマース取引の処理にStripeをひっそりと使い始める

モニカ・ニッケルズバーグ

ストライプの共同創業者、パトリック・コリソンとジョン・コリソン。(ストライプの写真)

ブルームバーグ・ビジネスウィークのアシュリー・ヴァンス氏によると、アマゾンは密かにストライプと提携し、この電子商取引大手の取引の「かなりの部分だが、その金額は明らかにされていない」処理を可能にしているという。

この買収は、スタートアップ企業への決済処理技術の提供を主な原動力として急成長を遂げてきたStripeにとって大きな勝利となる。Stripeは2010年に設立され、スタートアップ企業が自社製品に数行のコードを追加するだけで簡単に決済を受け付けられる仕組みを提供することで、LyftやDoorDashといった企業を惹きつけてきた。

ストライプの共同創業者であるパトリック・コリソンとジョン・コリソンは、アイルランドの田舎で育ち、それぞれMITとハーバード大学に進学するためにアメリカに移住し、ペイパルの向かいにあるシリコンバレーでこのスタートアップを立ち上げたとブルームバーグは報じている。ストライプはその後、従業員数750名、評価額92億ドルに成長した。

しかし、Stripe の初期の成功にもかかわらず、Amazon との提携は同社にとって依然として大きな前進です。

ヴァンス氏はこの取引を次のように表現している。

ストライプはスタートアップ企業を惹きつけ続けている。同社は、急成長の恩恵を受け、次のUberやAirbnbのような存在になることを目指している。「インターネットの軌跡全体を考えると、大きな成功を収める企業のほとんどは、まだこれからです」とパトリック氏は語る。しかしストライプは、ターゲット社、アンダーアーマー社、その他の小売業者との提携も進めており、スタートアップ以外の分野でも資金を獲得しようとしている。こうした提携は、アマゾンが示す信頼によってより実現しやすくなっている。

ヴァンス氏によるコリソン兄弟の完全なプロフィール「2人の兄弟がいかにして7行のコードから92億ドルのスタートアップ企業を生み出したか」は、こちらでご覧いただけます。