Vision

3Dのプレイステーション:ソニーが没入型ゲームのためのバーチャルリアリティヘッドセットを発表

3Dのプレイステーション:ソニーが没入型ゲームのためのバーチャルリアリティヘッドセットを発表

ブレア・ハンリー・フランク

台座に置かれたプロジェクト・モーフィアスのプロトタイプ
ソニーのプロジェクト・モーフィアスのプロトタイプ

サンフランシスコ – 本日サンフランシスコで開催されたゲーム開発者会議で、ソニー・コンピュータエンタテインメントのワールドワイド・スタジオ社長である吉田修平氏が壇上に上がり、日本の大手家電メーカーが仮想現実分野に参入すると発表した。

吉田氏は、PS4ユーザーに没入型の3Dゲーム体験を提供するという同社の試みのプロトタイプ版「Project Morpheus」を公開した。ユーザーに臨場感を与えるため、ソニーのプロトタイプは1080pの画面と、ユーザーの周囲に60個の仮想スピーカーをシミュレートできるオーディオシステムを搭載している。このシステムは、KinectのようなPlayStation Cameraを使用して空間内でユーザーを追跡し、コンソールのDUALSHOCKおよびMoveコントローラーのライトを使ってユーザーの位置を特定する。

現時点では、プロトタイプは PS4 コンソールへの有線接続を必要とし、PS4 は現時点で Project Morpheus ユニットの 1 つしかサポートできません。

ソニーの Morpheus ヘッドセットはまだユーザーには提供されないが、開発者は今週の GDC でこのヘッドギアを実際に試す機会を得ることになる。

このヘッドセットにより、ソニーは人気のバーチャルリアリティヘッドセット「Oculus Rift」のメーカーであるOculus VRと競合することになります。Oculusは最近、シアトルにエンジニアリングオフィスを開設すると発表しました。Oculusは市場に早くから足場を築いていますが、ソニーはPS4という一貫したプラットフォームを保有しています。開発者は、複数の異なるPC環境を気にする必要はなく、自社のゲームがソニーのコンソールで動作することを保証することだけに集中すれば済みます。

マイクロソフトも同様の製品を開発中との噂があるものの、ソニーの発表により、同社はVR分野で一歩先を行くことになる。ValveがOculusに注力し、ソニーも開発を推し進めていることを考えると、マイクロソフトがVR分野で傍観者でいることはもはや長くは続かないだろう。