
Xbox 360が米国で連勝を伸ばすも、世界のゲーム機競争は依然として熾烈
トッド・ビショップ著
ビデオゲーム機ビジネスは極めて気まぐれであるが(任天堂に聞いてみればわかる)、Xbox 360 は米国市場で勝利を積み重ね続けている。
市場調査会社NPDグループの最新データによると、マイクロソフトのゲーム機Xbox 360は10月に米国で販売台数1位に返り咲いた。これは過去17ヶ月間で16回目となる。マイクロソフトによると、Xbox 360の米国における月間販売台数は39万3000台で、前年同月比21%増となり、ライバルであるPlayStation 3とWiiに対して44%の市場シェアを獲得した。
コンソールメーカー各社が数週間後に迫った重要なホリデーショッピングシーズンに突入する中、この勢いは非常に重要です。来週はマイクロソフトにとって重要な節目となる、Xbox 360版『Halo: Anniversary』の発売が控えています。これは、Xbox向けにオリジナル版『Halo』をリマスターした作品です。
もちろん、米国市場は全体像の一部に過ぎません。世界全体で見ると、ソニーのプレイステーション3は9月四半期に販売台数が顕著に増加し、価格引き下げもあって370万台を販売しました。
これに対し、同じ期間のマイクロソフトのゲーム機の販売台数は 230 万台でした。
9月末現在、累計では任天堂のWiiが全世界で9000万台近くを売り上げ、現世代のゲーム機の中で依然としてトップを走っているが、その多くはWiiの初期の成功によるもので、その後売り上げは減少している。
マイクロソフトは、9月30日時点でXbox 360の累計販売台数が5,760万台だったと発表した。一方、同日時点でPS3の総販売台数は5,550万台だった。
NPDの統計によると、米国では10月のビデオゲームハードウェア、コンテンツ、アクセサリの実店舗における業界全体の売上高は10億8000万ドルで、前年同月比でわずかに増加した。NPDグループのアナリスト、アニタ・フレイジャー氏はメッセージの中で、業界全体の売上高は「通年の売上高が発表されると、横ばいから最大2%の減少となるだろう」と述べた。
米国の統計からも注目すべき点としては、Xbox 360 が国内の 10 月のコンソール ゲームのトップ 10 のうち 6 つを占めた (Battlefield 3、Batman: Arkham City、NBA 2K12、Rage、Forza Motorsport 4、Gears of War 3) ことが挙げられる。最後の 2 つは Xbox 360 専用である。